出版社内容情報
弁護士が教える、紛争解決の極意――
本書では、弁護士の視点から「現実の労働事件をいかに捉え、解決に導くか」を丁寧に解説します。その中で、社労士がどう関与するべきかを示します。労働事件において、社労士が経営者や弁護士と協議する際に押さえておきたいポイントが満載です。顧問先での事件に悩んでいる先生はもちろん、これから労務コンサルに注力したいという先生も必見の1冊。
内容説明
採用、ハラスメント、定年後再雇用、労災事故、不正、休職、退職、不当解雇、未払残業代、経営者トラブル。いかに捉え、どう導くか?弁護士が教える紛争解決の極意。
目次
序章 社労士、労働事件に挑む(なぜ労働事件に悩んでしまうのか;立ち向かうためのマインドセット;解決手段の解像度を高める)
第1章 採用―はじまりがすべてを決める(すべての労働事件は採用に通じる;パワハラ、声なき声に耳を傾ける;定年後の再雇用、その期待と限界)
第2章 育成―人を育てる、組織を固める(重大な労災事故で慌てないために;セクハラから被害者を守る;社員の不正、根底にある経営者への羨望;社員がうつ病を発症、会社としての対応)
第3章 離職―将来のため「終わり」にこだわる(失敗しない退職勧奨の進め方;不当解雇で復職を求められたときに;社員が自ら退職するときに;退職した社員から残業代請求が)
終章 自分を犠牲にしないために(経営者とのトラブル対処法;経営者と末永く良好な関係を築く)
著者等紹介
島田直行[シマダナオユキ]
島田法律事務所代表弁護士。京都大学法学部卒。山口県弁護士会所属。経営者をあらゆる方向から支援することをテーマに“社長法務”と称する独自のリーガルサービスを提供する。労働事件(使用者側)、悪質クレーマー対応及び相続を含めた事業承継をメインに、経営者のあらゆる悩みに耳を傾ける。常に意識することは、空理空論ではない「この難局をいかに解決するか」という具体的な解決策の模索。これまで労働案件だけでも200件を超える事案に関わり、経営者とともに目の前に立ち塞がる課題を解決してきた。顧問先はサービス業から医療法人まで多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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