出版社内容情報
「恫喝訴訟」や「いやがらせ訴訟」などを意味する「スラップ訴訟」を客観的に分析し、日米における名誉棄損法の歴史的展開から、スラップ対策につながる法理を明らかにします。
それをもとに、既存の法制度を利用した対策から日本版スラップ被害防止法の制定までを射程に論点を整理し、スラップ訴訟の被害者側が実務的にとりうる手段を考察します。
内容説明
市民参加を脅かすスラップ訴訟を排除するため、既存の法制度を利用した対策からスラップ被害防止法の制定までに必要な論点を解き明かす!
目次
第1章 スラップ訴訟とは?
第2章 アメリカ合衆国の名誉毀損法
第3章 アメリカ合衆国におけるスラップ被害防止法
第4章 日本における名誉毀損法の問題点
第5章 日本における名誉毀損法の憲法化
第6章 日本におけるスラップ訴訟の事例
第7章 日本におけるスラップ対策の課題
著者等紹介
吉野夏己[ヨシノナツミ]
1960年兵庫県生まれ。2016年岡山大学副学長(兼任)(2019年3月まで)現在、岡山大学学術研究院法務学域教授・弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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