出版社内容情報
平成13年度に導入された組織再編税制も、約20年間における税制改正により、定着してきているように思われますが、一方で失敗事例もいくつか出てきています。
適格組織再編の実行にあたってはいくつものハードルをクリアする必要があるため、複雑なスキームを実行してしまった結果、大きなミスをしてしまう、というケースを想定しがちです。
しかし、実際の組織再編の現場では、失敗事例のほとんどが、顧問税理士などの単純なミスで、それゆえに税務当局と見解を争うわけにもいかず言い訳ができません。
本書は、著者自らが体験した組織再編の失敗事例や過去の裁判例等から現時点の法令上も有効なものを集め、誤りがちなポイントを抽出し、その防止策を示していきます。
組織再編成の税務に関わる実務家に役立つ1冊です。
目次
第1章 M&A・組織再編成に係る税務でミスを防ぐために
第2章 M&A・組織再編成に係る税務の概要
第3章 M&Aにおける失敗事例
第4章 組織再編成における失敗事例
第5章 グループ法人税制における失敗事例
第6章 その他の資本等取引における失敗事例
著者等紹介
佐藤信祐[サトウシンスケ]
公認会計士、税理士、博士(法学)。公認会計士・税理士佐藤信祐事務所所長。平成11年朝日監査法人(現有限責任あずさ監査法人)入社。平成13年公認会計士登録、勝島敏明税理士事務所(現デロイトトーマツ税理士法人)入所。平成17年税理士登録、公認会計士・税理士佐藤信祐事務所開業。平成29年慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了(博士(法学))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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