出版社内容情報
家族信託の組成にかかわる実務家にとって、
スキームの作成・提案はもちろんだが、
最終的に「どのような契約書をつくりあげるか」が
最大のテーマであると言っても過言ではない。
本書は、6つの事例をもとに、法務・税務・登記のそれぞれの専門家が、
各々の観点より契約書を作成するうえで重要なポイントを解説している。
契約書のひな型がわかるだけでなく、作成上必要な考え方が身に着く!
第1章 家族信託とは
第2章 事例別 信託契約書作成の手引き
事例1 認知症対策
事例2 親亡き後問題への対策
事例3 共有不動産解消対策
事例4 事業承継(株式信託)対策
事例5 自己信託
事例6 信託融資(既存債務の承継、信託内借入)への対策
第3章 信託における税務の手続き
内容説明
事例別の契約書を法務、税務、登記、それぞれの専門家が各々の観点で解説。契約書を作成するうえで重要な思考ポイントが満載!必要な知識、考え方が自然と身に着く!
目次
第1章 家族信託とは(家族信託とは;社会情勢の変化;家族信託の概要;家族信託の活用の典型例;信託相談の受け方のポイント)
第2章 事例別信託契約書作成の手引き(認知症対策;親なき後問題への対策;共有不動産解消対策;自己信託;信託融資(既存債務の承継、信託内借入)への対策)
第3章 信託に関する税務の手続きと不動産所得の注意点(受託者が提出する税務書類と受益者への報告等;家族信託の不動産所得の損益通算等の特例)
著者等紹介
菊永将浩[キクナガマサヒロ]
弁護士(広島弁護士会)、広島弁護士会高齢者・障害者等の権利に関する委員会委員、日弁連信託センター幹事。国家公務員、地方公務員、金融機関などでの勤務を経て、弁護士事務所を開設。2019年4月には弁護士法人井上・菊永法律事務所を設立し、現在に至る。業務としては、主に予防法務に取り組んでおり、相続や遺言など高齢者に関する業務のほか、労務関係や企業法務に関することなどを中心に取り扱っている。その中でも資産承継・事業承継の手段として注目されている「家族信託」について積極的に取り組んでいる
平尾政嗣[ヒラオセイジ]
税理士・行政書士、一般社団法人香川民事信託推進協議会理事。法人業務では創業支援・企業再生・事業承継を中心に金融機関連携や計画策定等の支援を行っている。また、個人業務では、相続・贈与等の問題を全方位から解決するため、士業のみではなく各業種の専門家とチームを組み多くの問題を解決している。相続問題に幅広く対応し家族信託を一手段として問題解決を行う集団を作るために設立された一般社団法人香川民事信託推進協議会の発起人でもある。信託契約の税務面のサポート、相続・家族信託のセミナーで多数の登壇実績がある
門馬良典[モンマヨシノリ]
司法書士・行政書士、一般社団法人香川民事信託推進協議会代表理事。相続手続、遺言に特化した形で司法書士・行政書士事務所を運営。毎月平均で数十件程度の相談に対応している。多岐にわたる相談に、弁護士、税理士、不動産鑑定士、社会保険労務士、中小企業診断士といった隣接士業とワンストップで対応し、解決策を提供している。また不動産業者、介護施設、葬儀社等と連携し、相談者の終活の支援も進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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