精神科産業医が教える障害年金請求に必要な精神障害の知識と具体的対応 (改訂版)

個数:

精神科産業医が教える障害年金請求に必要な精神障害の知識と具体的対応 (改訂版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月19日 08時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784539724828
  • NDC分類 364.6
  • Cコード C2032

出版社内容情報

本書は、障害年金請求をする方向けに精神障害の特長を理解することによって、手続をスムーズに進められることを目的としたもの。「統合失調症」「うつ病」「双極性障害」「発達障害」の事例を挙げながら、その特徴、治療方法や患者との関わり方、障害年金請求をするうえでのポイントなどを解説。

今回の改訂では、各病気の診断基準の差しかえを行いながら、9月より運用される等級判定ガイドラインについても解説。実務担当者はもちろん、家族や企業の人事労務担当者にも読んでいただきたい1冊。


はしがき…1

本書の目的と構成…18

1 障害年金を理解する 21

1 障害年金とはどのようなものか? /22

障害年金とは/障害年金の受給要件/精神障害の障害認定基準について/障害年金請求に必要な書類/障害年金申請の流れ

2 障害年金を受給すると働けない? /30

3 障害年金は受給するといつまでもらえるのか? /31

2 メンタルヘルス総論 33

1 精神障害にはどのようなものがあるか? /34

精神障害の分類/ストレス脆弱性モデル

2 精神科医はどのように病気を診断するのか? /38

外因性精神障害を除外する/診断基準に基づき病名を確定する

3 精神障害の治療方法にはどのようなものがあるか? /41

精神療法とは/薬物療法とは/薬物療法に複数の薬剤が使われる理由/心理社会療法とは/リワークとは

4 精神科の強制入院とは何か? /51

本人の意思による入院と意思によらない入院/医療保護入院とは(精神保健福祉法第三十三条)/措置入院とは

5 精神障害者の経済的支援にはどのようなものがあるか? /55

自立支援医療/生活保護/障害年金/傷病手当金

3 各精神障害の事例と障害年金請求のポイント 59

1 統合失調症 Q&A /60

―統合失調症(Aさん32歳・男性)

1 統合失調症とはどういう疾患か? /65

統合失調症とは/統合失調症の疫学

2 統合失調症の症状にはどのようなものがあるか? /68

統合失調症の特徴的症状/症状の持続期間

3 統合失調症の治療方法にはどのようなものがあるか? /77

薬物療法/非薬物療法/心理社会療法

4 統合失調症は治るのか? /83

完治と寛解の違い/再燃を防ぐ

5 事例から見る障害年金請求のポイントは? /86

障害年金の必要性について/統合失調症という病名に惑わされない/本人の不安を軽減する/病識欠如に注意する

2 うつ病 Q&A /91

1 うつ病とはどういう疾患か? /91

正常範囲の憂うつさと、うつ病との違い/うつ病の疫学

―うつ症(Bさん42歳・男性)

2 どのような人がうつ病になりやすいのか? /101

うつ病の病前性格

3 うつ病の症状にはどのようなものがあるか? /104

4 うつ病の治療法にはどのようなものがあるか? /107

薬物療法/非薬物療法/心理社会療法

5 うつ病は治るのか? /113

抗うつ薬はいつまで飲み続けなければならないか?

6 現代型うつ病とは何か? /116

現代型うつ病の登場/ディスチミア親和型うつ病について(事例 ―ディスチミア親和型うつ病(Cさん25歳・男性))/適応障害とは/うつ病診断の限界/ディスチミア親和型うつ病の治療/対応の限界を設定する/ディスチミア親和型うつ病と間違えられやすい精神障害

7 事例から見る障害年金請求のポイントは? /134

障害年金請求の必要性について/日内変動に注意する/あらかじめお願いすることを整理しておく/本人のペースに合わせて話を進める

3 双極性障害 Q&A /138

―双極性障害(Dさん40歳・女性)

1 双極性障害とはどういう疾患か? /142

双極性障害とは/双極性障害の疫学

2 双極性障害の症状にはどのようなものがあるか? /144

双極性障害の症状/双極性障害の分類

3 双極性障害の治療方法にはどのようなものがあるか? /153

薬物療法

4 双極性障害は治るのか? /157

5 現代型うつ病と双極?型障害とはどのように鑑別するか? /159

症状の出現パターンの違い/異なる治療法

6 事例から見る障害年金請求のポイントは? /162

障害年金の必要性について/患者さんの病状を理解する/本人が受給を希望しない場合/病状の安定化を優先させる

4 発達障害 Q&A /166

―アスペルガー障害(Eさん22歳・男性)

1 発達障害とはどういう疾患か? /170

自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder:ASD)とは/ASDの特徴

2 ASDの症状にはどのようのものがあるか? /175

ASDの症状/その他の症状

3 ASDはどのように診断されるのか? /182

4 ASDの治療方法にはどのようなものがあるか? /185

薬物療法/心理社会療法/環境調整

5 現代型うつ病とASDはどのように鑑別するか? /192

6 事例から見る障害年金請求のポイントは? /194

ASDにおける障害年金請求/就労したい気持ちを支える/本人への対応の注意点

※コラム『精神科産業医とは?』 /201

1 産業医の仕事とは? /201

個人への対応/組織への対応/ストレスチェックへの対応

2 精神科産業医から見た職場のメンタルヘルス問題とは? /208

本人への対応方法/診断書の取扱いについて/メンタルヘルス問題の本質を見極める

4 応 用 編 215

1 障害年金について /216

国民年金・厚生年金保険精神の障害に係る等級判定ガイドラインについて /216

1 障害年金の診断書とは? /219

日常生活能力の判定について

2 障害年金が必要かどうかはどのように判断すればよいか? /230

患者の気持ちを汲む/支援者の葛藤/障害年金の受給が望ましい場合

3 積極的な支援を行うにあたっての注意点は? /234

患者、家族への対応/主治医への対応

2 患者との関わりについて /238

4 患者とうまく信頼関係を築くにはどうしたらよいか? /238

誠意ある対応を/コミュニケーションスキルを高める/自分自身の健康状態に気を配る/病気の特性を理解する

5 自分の言ったことで相談者が調子を崩してしまわないか心配なのだが、相談時に気を付けたほうがよいことはあるか? /244

6 相談時に話がそれたとき、元に戻してもよいか? /246

7 感情の起伏が激しい人と接する際にはどのような点に気を付ければよいか? /248

感情の起伏が激しくなる理由/気持ちに余裕を持つ

8 不安障害の患者から障害年金の相談を受けた場合どうしたらよいか? /252

9 障害年金請求にあたっては、家族にも協力してもらったほうがよいか? /256



3 主治医との関わりについて /258

10 精神科と心療内科とは何が違うのか? /258

心身症を扱う心療内科/どちらを受診したらよいか/その他の紛らわしい診療科

11 精神科医コンタクトをとる際にはどのようなことに気を付けるべきか? /264

12 主治医が診断書を記載するにあたって病名を変更する可能性はあるか? /269

13 主治医が診断書の記載を拒むことはあるか? /271

患者が本当に望んでいるかどうかもう1度確認する/主治医の意向を汲む/医療相談室を通す

宇佐見和哉[ウサミカズヤ]
宇佐見和哉(うさみかずや)

新宿ゲートウェイクリニック 副院長

福島県生まれ。平成16年3月旭川医科大学医学部医学科卒業。平成22年3月筑波大学大学院人間総合科学研究科修了。精神保健指定医、労働衛生コンサルタント、日本医師会認定産業医。東京都知事部局精神科健康管理医、桜台江仁会病院精神科医師、浦和神経サナトリウム精神科医師、筑波大学医学医療系助教を経て平成28年4月より現職。産業精神医学が専門。精神科産業医として業務する傍ら、民間病院で精神障害による休業者の復職を支援するリワークプログラムを運営した経験を持ち、現在も精神障害者の社会復帰支援に広く従事している。

日本思春期学会評議員、茨城労働局局医。著書に「公務員のための部下が「うつ」になったら読む本」(学陽書房・共著)がある。

目次

第1章 障害年金を理解する(障害年金とはどのようなものか?;障害年金を受給すると働けない? ほか)
第2章 メンタルヘルス総論(精神障害にはどのようなものがあるか?;精神科医はどのように病気を診断するのか? ほか)
第3章 各精神障害の事例と障害年金請求のポイント(統合失調症Q&A;うつ病Q&A ほか)
第4章 応用編(障害年金について;患者との関わりについて ほか)

著者等紹介

宇佐見和哉[ウサミカズヤ]
新宿ゲートウェイクリニック副院長。精神科医、産業医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jam-jam-donkuma

0
『ただたんにレッテル貼りをするのではなく、その病状および経過が患者さんにとってどのような社会的影響を及ぼすのか、どのようなサポートが必要になるかを見極めていただくことです。職場のメンタルヘルス対応も障害年金請求の補助も、「病名」以上に職場環境や社会への「適応」に対するアセスメントが、より重要である』相談に乗る側も『対応していてうまくいかない場合には、もしかするとみなさんの疲れが影響しているのかもしれません。』応用編に知りたかったことがたくさん書いてあり、買って良かったです。2018/06/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11233265
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。