内容説明
日本労働研究機構では、平成12年度及び13年度において、ワークシェアリングに関する欧州諸国の現状を調査することとした。本書は、その成果である。まず、欧州のワークシェアリングに焦点を当て、初めに欧州全般の状況を説明する。次に、我が国にとって参考になる経験を豊富に有している、フランス、ドイツ、オランダ各国について情報を収集し、分析している。
目次
総論 「欧州のワークシェアリング―フランス、ドイツ、オランダ」概要編(ワークシェアリングの考え方と欧州での経緯;ワークシェアリングの種類と概況 ほか)
第1章 フランスのワークシェアリング(失業率の変動と失業分析の深化;フランスの雇用政策の推移 ほか)
第2章 ドイツのワークシェアリング(労働時間短縮の経緯;雇用を重視した時短協約について ほか)
第3章 オランダのワークシェアリング(経済的背景;ワークシェアリングの全般的傾向 ほか)