内容説明
厳しい経済状況が続く中で、若者の失業率はこれまでにない高い水準に達している。若者の失業は「自発的離職」によることが多いと指摘されているが、不況下にもかかわらずこうした自発的離職が増加している理由については十分把握されていない。さらに、学校卒業時点で就職も進学もしていない学卒無業者の増加や、正社員ではないアルバイトなどの非正規の就業形態で働く若者の増加も近年では著しい。こうした若者の就業行動の変化の背景にはどのような要因があるのか、有効な対策を検討するためには、まずそれを解明する必要がある。こうした認識から、本研究会では、いくつかの実態調査を企画した。本書は、その第一調査である「フリーター」の方々へのヒアリング調査をまとめたものである。
目次
調査結果の概要
調査結果(研究の概要と調査結果の分析;ヒアリング結果)