内容説明
本書は10の先進諸国における雇用関係の伝統と問題を整理、要約したもので、初版以来の基本的な枠組みを維持しつつも、年を追って変化する世界経済における雇用・労使関係の実態を、分析・検討している。今回は従来の組織分野を中心とした労使関係(Industrial Relations)から、雇用関係(Employment Relations)へと重点を移動し、多くの国で過半を占めるまでになっている未組織分野の動向などをより的確に掌握することを目指した。
目次
第1章 国際・比較雇用関係研究への序説
第2章 イギリスの雇用関係
第3章 アメリカ合衆国の雇用関係
第4章 カナダの雇用関係
第5章 オーストラリアの雇用関係
第6章 イタリアの雇用関係
第7章 フランスの雇用関係
第8章 ドイツの雇用関係
第9章 スウェーデンの雇用関係
第10章 日本の雇用・労使関係
第11章 韓国の雇用関係
第12章 労使関係の国際比較により得られた知見の統合を目指して
付録 雇用、経済、労使関係:比較統計