出版社内容情報
2500年の時を超え、「聖書」と並び読み継がれてきた孔子の言葉を著した『論語』。「人生最高の教え」と賞される、この全20章500余の短文から現代により通じる「珠玉の言葉」を厳選して紹介、図解でわかりやすくまとめる。
内容説明
時を超えた珠玉の名言。人生を彩る孔子の教え。
目次
プロローグ 論語の誕生と背景
第1章 善い生き方とは
第2章 仕事というもの
第3章 学ぶということ
第4章 人とどう付き合うか
第5章 政治というもの
第6章 心を込めるということ
著者等紹介
山口謠司[ヤマグチヨウジ]
1963年長崎県生まれ。大東文化大学文学部中国学科准教授。中国山東大学客員教授。博士(中国学)。大東文化大学文学部大学院、フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを経て、現職。専門は文献学、書誌学、日本語史など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲンキ
121
本書を利用して、以下のことを実践しました。①毎朝まずは親が漢字ノートに本書の論語を一文セレクトして書く。②続いて子どもがそれを横に書き写す。③そのあと一緒に朗読する。④そのあと本書の解説を読んで内容を理解する。⑤そのあと親がその論語の一文に沿ったことを身近なことに置き換えて説明する。半年続いています。子どもは最初抵抗ありましたが、今では一文が短いので、集中力をきらさず、楽しくやってくれてます😆。まさに、「子曰く、学びて時にこれを習う、説(よろこ)ばしからずや」ですわ😂。引き継ぎ、継続していきます🙋。2020/05/20
薦渕雅春
28
『論語』紀元前六〜五世紀頃の中国の思想家・孔子の教えをまとめたもの。孔子は地方各地を遊説し、教えを請う人が弟子として集まるようになり、孔子の死から百年ほど経った頃に弟子たちがまとめた。文京区の湯島聖堂は近くには行って、外からは見たことはあるが入ったことはない。今度、行ってみたい。栃木県足利市の足利学校も『論語』ゆかりの場所とか。聞いたことのある有名な文言も多いのだが、渋沢栄一が『論語と算盤』という書籍を著している事は初めて知った。一方の手には『論語』、もう一方には算盤、つまり事業は道徳・倫理を携えて、と!2019/03/26
どんたこす
20
勉強 知識を身につける 学問 知識をもとに深い思索 学んだことを繰り返すことで自分の身につく 利益に結びつけようとするのは小人 君子は自分自身を高め理想的な社会を目指す2021/04/27
あつお
14
思想家「孔子」の主張をまとめた書物。 孔子の思想は弟子経由で口頭にて伝えられていた。しかし、それらを統合する書物は存在せず。弟子達の手により完成されたのが論語である。論語の主な内容は①学びは喜び、②真摯である事、③継続する事。①について、新しい知識を習得する事それ自体が人生の喜びと語る。②について、仕事では補修を求めず成果を重視すること。報酬は後から付いてくる。③について、興味のある事は休みなく継続するのが重要。 現在においても重要な普遍の原則。古典の内容も重視したい。2022/10/16
こうやん
10
図解がありわかりやすかった。読むだけで満足しないように行動起こせるよう、まさに、「論語読みの論語知らず」にならぬように努めたい。2022/02/21