内容説明
なぜ八百長はなくならなかったのか?注射力士はどれくらいいるのか?今後、大相撲はどうなっていくのか?初代若乃花、大鵬、千代の富士、小錦、曙、貴乃花、朝青龍、白鵬…。大相撲の歴史を書き換える「衝撃の事実」が明らかに。
目次
第1章 八百長村は大騒ぎ
第2章 ベッティングから見た大相撲
第3章 大相撲八百長の半世紀
第4章 年寄株と力士の報酬
第5章 愛すべき力士の世界
第6章 注射システムの研究
第7章 注射の見破り方
著者等紹介
田端良彦[タバタヨシヒコ]
フリー編集者。ライター、ブックデザイナーとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃありぃ
6
iPhoneで読了しました。僕も八百長ありきで相撲を楽しんでた1人。膿を出し切るというなら、遡ってたくさんの名力士達が処分されなきゃおかしいですよね?みんな知ってて知らないふりしてたのに。相撲は相撲でスポーツではないのだから。2011/04/15
このえ
5
相撲好きの人に「面白いから読んでみろ」と勧められて読んでみました。八百長の疑惑は以前から聞いたことがあったけど、まさかこのように相撲界に公然とまかり通る「互助会」システムだったとは!!でも、ガチンコ勝負の方がやっぱりいいと思ってしまうのは、表面的にしか相撲を見ていないっていう証拠かな。2012/05/06
nao
5
誤字脱字は多いけど面白かった。八百長は常識だしガチンコでも強いからこそ八百長が使えると言っている。ガチンコが弱い奴は星が返せなくなって地位が落ちる。ガチンコか八百長か見分ける方法も記してある。2011/12/26
anken99
4
日馬富士問題が世間を大いににぎわせているなか、まさかのタイミングで一気に読了。2011年の著作だが、6年たっても、やっぱり大相撲の世界は変わらない。。。というか、そういう世界なんだから仕方がないのか。さて本の内容。大相撲スキャンダル本は数多く読んできたけれども、八百長をある意味肯定してしまっているスタンスは、なかなか印象的。ガチンコ力士と注射力士を理解したうえで、楽しむものが大相撲なのだという意見に、妙に納得。確かに、1年6場所、都合90番もガチンコ勝負をしていたら、体が持つわけはないから。2017/11/17
のびすけ
3
相撲界の八百長(注射システム)の仕組みと歴史について纏められている。相撲を純粋な目で見てる人からすると、俄に信じがたい、衝撃の内容だと思う。著者は相撲界の八百長のことを糾弾している訳ではなく、むしろ大相撲に八百長はなくてはならないもの、八百長あっての大相撲、というスタンスを取っている。自分も八百長の存在は必要悪であるということを認めてはいるが、だからこそガチンコ力士を応援するし、貴乃花や稀勢の里の奇跡の優勝に心を揺さぶられるほどの感動をするのだろう。2019/12/17
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