内容説明
父の負債2億円を返済すべく奮闘する女子大生が、投資の神様・バフェットと聖徳太子の言葉に共通点を見出し、社会の現実をあらためて見直すことになるのだが…。小松左京賞作家による、小説でわかる経済と社会の実相。
目次
第1章 和を以って貴しとなせ―聖徳太子
第2章 危険は自分の行動に対する無知から生じる―バフェット
第3章 結果よりも過程の方が遙かに楽しい―バフェット
第4章 群卿百寮、早く朝りて晏く退け―聖徳太子
第5章 損をしたのと同じ方法で金を取り戻す必要はない―バフェット
第6章 明察功過―聖徳太子
第7章 私たちは幸運の切符を持っているんです―バフェット
第8章 懲悪勧善―聖徳太子
著者等紹介
町井登志夫[マチイトシオ]
1964年、愛知県生まれ。2001年、西暦2025年を舞台にした小説『今池電波聖ゴミマリア』で第2回小松左京賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白い駄洒落王
6
小松左京賞作家の経済小説。なかなか面白い塩梅。2013/05/29
ササキマコト
2
面白かったですよ。面白かったのですけどね。何を読ませたいのかがいまいち分かりませんでした。名言、歴史、投資、経済、なんかいろいろ混ぜてごった煮にしてあるけど、どれも中途半端になっていた印象です。個人的な収穫は「金は、無理だ」くらいでした。勉強するつもりで手に取るとガッカリするかもしれません。ちょっとビジネス寄りのエンタメ小説と割り切った方が楽しめると思います。2013/11/17
ジョニー
1
歴女といっても戦国時代がまったくなく聖徳太子だけというか十七条の憲法だけ。あとバフェットの名言の切り抜き。企画本でマンガイラスト付き、もしドラあやかりだけど売れなさそう。敵役に風俗王を持ってきているが、父の借金のためがむしゃらに金持ちを目指すだけで良かった。登場人物がみな実体感がない。2011/07/03
septiembre
1
歴女感は薄いような。聖徳太子とバフェットを引用しているお金に関するはなし。内容はおもしろかったが融資してもらった2億円の全額返済はできていない。そうだよね、いくらなんでもそんなおいしいはなしがあるわけないか。2011/03/09
けほんこ
0
経済学? っという内容ではあっが なかなか面白く読める 物語りせいは高い内容でした なんか最後もシリーズ化を予期させるような内容 ただ 歴女ワードと 経済学ワードで 本を読もうときめたら かなり目的に外れた本だと思います まっ、前向きになりたいかたには おすすめします2015/05/03