内容説明
功罪渦巻く稀代の宰相・田中角栄。田中を師と仰ぐ小沢一郎。二人の政治家の、似て非なる決定的違いとは。
目次
第1章 田中角栄にあって小沢一郎にないもの―情と非情のはるかなる距離(五分という時間の使い方;ロッキード裁判で愛弟子・小沢が学んだこと ほか)
第2章 人の器―人間・角栄の人生哲学(カネを貸す人、借りる人;「一日も休まずに通う」という男気 ほか)
第3章 政治家の器―庶民政治家と男の品格(たとえ敵でも「相手の飯の領域」は荒らさない;新聞の読み方―嘘がないのは「死亡記事」「株式」「テレビ欄」の三つ ほか)
第4章 トップの器―角栄のリーダー哲学(「でかい仕事の交渉は創業者と」が鉄則;リーダーは本音を直に聞いて歩く ほか)
著者等紹介
赤塚行雄[アカツカユキオ]
社会評論家。中部大学名誉教授。1930年神奈川県横浜市生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒、日本大学大学院芸術学研究科文芸学専攻修了、東京都立大学大学院人文科学研究科文章論専攻中退。『東大新聞』の五月祭賞に第一席となり、学生時代から評論活動を始める。スタンフォード大学に留学後、日本大学助教授、長野大学教授などを経て評論家。その後、中部大学女子短期大学副学長、中部大学教授、平成10年人文学部長。専門は社会・言語・犯罪・欲望問題など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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