内容説明
分別ある国家の姿とは?日本人はいつから分を弁えず、足るを知ることを忘れてしまったのか―戦後日本が失った強い“心”の再構築への提言。
目次
いのちより大切なもの―「いのちが第一」への処方箋
礼に始まり礼に終わること―下品化への処方箋
分を弁えること―悪平等への処方箋
足るを知ること―「お金が一番」への処方箋
人の痛みを感じること―「自己中」への処方箋
“大人”になること―幼児化社会への処方箋
挫けず貫くこころ―甘やかしへの処方箋
伝統を尊ぶこころ―家族崩壊への処方箋
まことの歴史感覚―自虐史観への処方箋
「武士の情け」の誇り―知る権利の暴走への処方箋
やせ我慢の節度―飽食の時代への処方箋
「宋襄の仁」の教え―平和至上主義への処方箋
国を愛でるこころ―「地球市民」への処方箋
曖昧さの効用―デジタル妄信への処方箋
「ほんもの」の手触り―バーチャル社会への処方箋
著者等紹介
大澤正道[オオサワマサミチ]
1927年名古屋市に生まれる。1952年東京大学文学部大学院を修了後、平凡社に入社。「思想の歴史」「ドキュメント現代史」「ドキュメント昭和史」「林達夫著作集」「オーウェル著作集」等の企画、編集に当たる。編集局長、出版局長を歴任、1986年退社。以後著作に専念。とりわけ欧米中心の思想や歴史観の見直しを課題に幅広い活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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