内容説明
相手と腕を交差するとパンチ力が2倍になる、遅すぎるボールがバットをよけていく、水をかけると人間からパンダに変身…。これらはどれも、誰もが一度は見聞きしたことがあるだろう名作漫画の作品世界での話である。一見、荒唐無稽に見えるこれらの設定。現実世界ではけっして起こり得ない、そうあなたは思うのかもしれない。しかし、それらを科学的に検証してみると、まったく予想もしていなかった意外な可能性が浮かび上がってくる…!新旧の名作漫画35作品の協力を得て放つ好評『空想科学「漫画」読本』シリーズ第4弾。
目次
第1章 情熱の熱力学(『あしたのジョー』;『金色のガッシュ!!』 ほか)
第2章 夢と憧れの純粋培養(『HAPPY!』;『らんま1/2』 ほか)
第3章 涙と汗の化学反応(『巨人の星』;『高校鉄拳伝タフ』 ほか)
第4章 宿命の遺伝暗号(『米吐き娘』;『火星人刑事』 ほか)
著者等紹介
柳田理科雄[ヤナギタリカオ]
1961年、鹿児島県種子島生まれ。東京大学理科1類に進学するが、たちまち中退して、学習塾の講師となる。処女作『空想科学読本』が大ヒット。99年、空想科学研究所を正式に設立
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感想・レビュー
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tokkun1002
2
2005年。漫画編4冊目。ここへきてほぼ知らないものばかりに。嗚呼どす恋ジゴロのテーマに興味津々。体重が減るのはあるな。2015/04/04
イミナイゴ
0
今回はむしろ科学考察そのものよりも、その考察の為に取材した柳田さんの人脈の広大さが気になった。建設会社の統轄部長であるいとこさん、国土交通省に勤める友人、息子の同級生の父である九州電力の職員……この人脈の幅広さも研究を進められる重要な武器だよなぁ。これからも柳田さんの研究に大いに期待します!2015/01/20
キノ@三毛猫ホームズ
0
柳田理科雄さんとこのシリーズが大好きなので全編読破中。
いぬかいつまき
0
漫画の1シーンを科学するシリーズ第4弾、というか現在のところ最終巻。 元がページの限られた連載コラムだったこともあり、1作品ごとの考察は数ページと少し物足りない。まあ、手軽な読み物として読むには最適なのかも。 オススメは「らんま1/2」の人間⇆パンダの考察かなぁ。哺乳類のパンダであんなに大変なら、鳥類のアヒルになるムースや、ごっちゃ煮の化け物になるパンスト太郎はどうなるんだよw2011/06/23