内容説明
わが国でも2004年ロースクール(法科大学院)が実現するが、アメリカかぶれを自認する弁護士が、ロースクールでの体験談・失敗談を瑞々しい感覚で肩ひじ張らずに紹介する。平成元年から3年にかけての留学中の見聞をまとめたもの。
目次
第1編 ロースクールで学ぶ(留学を志す;TOEFLに明け暮れる;渡航前夜 ほか)
第2編 ローファームで働く(ローファームというもの;日常の弁護士生活)
第3編 いろいろ見聞をひろめたこと(ワシントンDCの刑事陪審裁判;連邦最高裁判所のオーラル・アーギュメント;訴訟観について)
著者等紹介
野村憲弘[ノムラノリヒロ]
弁護士。1959年東京に生まれる。1982年慶応義塾大学法学部法律学科卒業。1984年第38期司法修習生。1986年弁護士登録(第一東京弁護士会)。1990年米国ペンシルバニア大学ロースクール卒業。1995年米国ニューヨーク州弁護士登録。1995年~98年杏林大学社会科学部非常勤講師(国際取引法担当)。1996年4月野村・渡辺法律事務所を開設し、現在に至る
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感想・レビュー
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boutiquekouichi
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再読(とはいえ前回は約一年前に読了ということもあって内容を全く覚えていなかったw)。サスペンス的なおもしろさを求めるのであれば、JD組の手記の方が断然上だなあ。米国ロースクールといえば猛烈なガリ勉生活だけど、それについての記述はごくわずかだったので。。 P75にある日米の教育システムについての著者の見解(「この「誰にでもよくわかる」日本方式は、…」という箇所)が印象に残った。コンティンジェント・フィーも興味深い。2012/11/13
boutiquekouichi
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米国ロースクールでのガリ勉生活についての記述があまりなく、その他の学生生活や法曹になってからの記述が中心だったのは少し残念。しかし、日米の司法の相違点、それぞれの利点が分かった。2011/11/06