内容説明
世界史に刻印された拷問と処刑の地獄絵図。車輪刑・粉砕刑・ギロチン刑から銃殺刑・薬物処刑までを網羅。
目次
第1章 古代エジプト・ギリシャ・ローマの拷問・処刑
第2章 暗黒の中世を象徴する拷問・処刑
第3章 最高の見せ物だった近世の拷問・処刑
第4章 意外なほど残虐な日本の拷問・処刑
第5章 苛斂誅求をきわめる中国の拷問・処刑
第6章 近代・現代の拷問・処刑
著者等紹介
晨永光彦[トキナガミツヒコ]
1935年、名古屋に生まれる。学習院大学文学部卒業。専攻は比較思想論、比較文化論で、主に東洋およびヨーロッパの古代を研究。神話や説話文学に関して造詣が深く、雑誌に民話や童話の研究を発表するなど、幅広く活躍している
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感想・レビュー
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八子@ちょっと復活
9
どこの国も似たような拷問を考えるもんだな……。残酷性を加速させたのは、確かに一人の為政者であることもあるのだが、エンターテイメントとして楽しんだ民衆も、その一端を担っていたんじゃないか?と思いました。2012/11/20
shigoro
3
今だったら拷問を見たいといったら、周りから神経を疑われそうだが、昔はエンターテイメントであり、イベントでもあった。如何に長時間苦しめて、大衆を楽しませるかを追求し、その結果ありとあらゆる拷問が生まれる。副題でもあるどこまで残酷になれるかは時代背景によりけりなんだな。死刑はともかく、窃盗の場合、世界の各国同士で情報がないにも関わらず釜茹でになるのは興味深い。 2012/04/26
トムトム
1
人はどこまで残酷になれるか。どこまでもいけるんだなぁ。変な感情移入がなく淡々と痛いことを語る本。魔女狩り、200年。人間の4~5世代。産まれてから死ぬまで、当たり前のように魔女狩りだった世代がいるの。怖いわ~2019/08/18
まぁか
1
刑罰(拷問)の詳細が書かれた本。かなり残虐で想像することも辛い拷問ばかり。よくぞ思いつき実行したなぁと…。ただもっと怖いのはその刑罰が一種のエンターテイメントとなっていたことだなぁ2015/12/07