出版社内容情報
2500年も前に書かれた「世界最古の兵法書」といわれ、今なお、広く愛読される『孫子』。その名言は、決して戦いや争い事での「必勝法」「リーダー論」だけはなく、ビジネスに、生活に――人生すべてに通じ、応用できる珠玉の言葉といえます。「敵を知り、己を知る」「戦わずして勝つ」など、あらためてその意味を味わいたい名言がいっぱいです!
内容説明
名言に学ぶ必勝の法則。今を生きるための知恵。
目次
第1章 慎重の上にも慎重を(利害の両面に配慮せよ;敵を観察せよ ほか)
第2章 リーダーとしての心構え(戦争とは国家の大事なり;作戦が不採用のときは任を下りよ ほか)
第3章 見極める力を(味方を損なわず、敵軍を無傷で降伏させよ;速戦即決 ほか)
第4章 現場の最前線で(君命より国家の利益を第一に;心を整えよ ほか)
第5章 必勝の策を執る(地形を分析せよ;九地ではこう動け ほか)
著者等紹介
島崎晋[シマザキススム]
1963年、東京生まれ。立教大学文学部史学科卒業。専攻は東洋史学。在学中、中国山西省の山西大学に留学。卒業後、旅行代理店勤務を経て、出版社で歴史雑誌の編集に携わる。現在はフリーライターとして歴史・神話関連等の分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつお
19
周辺環境を読む兵法。 孫氏の時代においても、現代の仕事においても、限られたリソースを有効活用する必要がある。本書の主な内容は①負けない、②地形を読む、③人を読む。①について、一度でも負け戦をすれば失った兵力は戻ってこない。常に勝ち続けるのが重要。②について、高低差、狭い場所など、地形を利用した戦法が重要。現代でも、環境により仕事のパフォーマンスは左右される。③について、集団の動きにより、戦況が読める。現代でも、心の動きはある程度動きに現れる。 現代でも役に立つ孫子の兵法。ヒントを見つけて活用したい。2022/11/28
Q
17
リミテッド ●敵を観察せよ ●将兵は生き返ることはない ●どんな相手でもむやみに争いを起こしてはならない ●派手な勝利は不要 ●赤子を守るように部下を見守れ ●信賞必罰 ●優位さを失ったら速やかに離脱 ●常に使える勝利の法則は存在しない ●なるべく現地調達せよ ●相手の有利は利用もできる ●内通者になりやすい人物は、境遇に不満、出世から遅れた人、人から厳しい裏切りを受けた人 ▷分かりやすく纏めてあり面白い。観察する事、基本をしっかりやること、考え続ける事の重要さを感じた2021/03/14
こうやん
12
図解でイメージしやすくて、わかりやすい。孫子に興味があり読んだことがない人の手始めの一冊にオススメ。戦術書だから現代には使えないと思いきや、戦場からフィールドを仕事に置き換えた視点で見ると現代でも読み継がれている理由にもうなずける。2022/08/13
しみー
10
すごくわかりやすく読みやすい。全ては紹介されてないが、ビジネスや人間関係など日常生活に関係する部分を図で解説していてスッと入ってくる。2022/07/13
うろん
6
孫子の兵法は聞いたことがあれど、内容はよく知らないので読んでみました。 眠れなくなるほど面白いとまではハマりませんでしたが、概略はわかりました。昔の人はすごい。2023/07/13