- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(中高年)
- > 日本文芸社 ニチブンC
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
14
世の中に地獄は数あれど、ここまで救いがない地獄は他に例を見ないかもしれない。永遠に終わらぬ因果応報の刑罰、救いは無へと還る事だけ。そんな様々な罪とそれを引き起こした人間の黒い思いが目白押しな救いのない中で、とある罪が理由の刑罰達の中に一筋の救いがある一冊である。独特の地獄観、そして独特の黒い笑い。この作者様特有の作風を楽しみたい方、地獄で黒い思いを見てみたい方にはお勧めしたい。きっと貴方は世の闇に触れて満足できるはずである。果たしてこの地獄に秘められた秘密の真実とは何か。 次巻も勿論楽しみである。2020/01/30
高山
11
地獄に落ちた罪人に罰を下す話。 基本的に極悪人が多いのでざまあみろという展開が多い中、 少ないがウルッとくる感動系の話もあり楽しめました。2020/01/30
年中古本派・文花
9
辛すぎて、一度に読めない。なるほど、これも確かにホラーだ、そこらの自称ホラーが霞むほどに。3巻まで出てるけど、1巻で充分です。戒めとして、何度も読み返したいと思います。2022/11/15
笠
2
2 地獄の刑吏になった主人公が悪人を裁いていくという話なのだが、基本1ページ構成なのでストーリーというほどのストーリーは作れず、悪人が死後裁かれて良かったね、スッキリ(するか?)というだけの話が延々と繰り返される。たまに、情状酌量の余地がある犯罪者が救われたりする。要するに因果応報たるべしという国民情緒を慰める以上でも以下でもない、ただでさえインスタントな『善悪の屑』みたいな私刑執行ものをSNSサイズにサイズダウンしたような代物。これをダンテ・アリギエーリに捧ぐと言われても…捧げられても困るんじゃないか。2024/10/29
キタハチ
2
紙書籍で読了。現世での行いに応じた地獄の刑罰がバラエティに富んでいて面白かった。2020/05/15