内容説明
プロヴァンスはミデイ・プロヴァンス(地中海東部)とコート・ダジュール・プロヴァンス(地中海沿岸)に、大きく分けられる。両者ともすぐに浮かぶのは、見渡す限りのブドウ畑、咲き乱れる花々、野生の香草群…。太陽と美食の故郷であること。豊かな大地、紺碧の地中海から生まれる食材の多さは、すべての人々を魅了してやまない。プロヴァンス料理に不可欠なもの、それは、ニンニク、オリーブ(油)、ハーブ(香草)である。ニンニクは昔から“神の香辛料”とか“人類の友”“貧者の薬”といわれ、オリーブはプロヴァンス地方の歴史とともに伝説もあり、多くの精油所の遺跡が残っている。香草は自然に自生したものがこの大地にあり、プロヴァンスの人たちの“満ちたりた生き方”には欠かせない。この三大食材は、シンプルさを基本とするこの地方の料理を代表しているといえる。
目次
1 プロヴァンスの料理―島静代オリジナル(クルジェと赤ピーマンのジャム;赤、黄、緑ピーマンのオリーブオイル漬け ほか)
2 プロヴァンスのビストロ(南仏プロヴァンス・ビストロめぐり;ラ・トンネル ほか)
3 プロヴァンスのオウベルジュ(オウベルジュの楽しみ;ホステリエリエ・ド・カシヤレル(カマルグのオウベルジュ) ほか)
4 プロヴァンスのワインとチーズ(ワインのこだわり;手作りのチーズ ほか)