内容説明
横浜の名門高校の同窓会会場で衆人環視のなか、市民運動家として知られる女性市議が毒殺される。三百人を超える出席者のうち、被害者と死の直前まで口論していた数人が捜査線上に浮かぶが、折しもその一人の会社経営者が、密室状態の部屋で不可解なガス中毒死を遂げる。自殺か、他殺か？やがて事件は意外な様相を呈しはじめる…。現代社会に蠢く歪んだ断面を捉えた長編本格ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つるりん
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小説の舞台があまりに実家に近くてびっくり。走水っすか。私は山の上の育ちなので、走水あたりが狭い世間の漁師町というのがどうも今ひとつ感覚的にわからない。ミステリとしては読み応えあったよ。夫の石井竜生氏との共著の「警察署長シリーズ」（主人公は横須賀中央署の所長なんだそうだ）も読んでみたい。2015/05/20
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