出版社内容情報
精神分析的な精神療法では、どのタイミングで、どのような解釈的介入を行うのか。臨床例をもとに技法の実際をやさしく解説する。
内容説明
精神分析的精神療法において、どのようなときに傾聴を続け、どのようなときに解釈的介入をおこなうべきなのか。具体的な技法の詳細について、豊富な臨床例をもとにやさしく解説する初学者向けガイド。
目次
第1部 背景理論編(イントロダクション―意識的思考と無意識的思考が併存する人間の心の謎;目的も時制もない無意識、論理的で直線的な意識;無意識を科学する―認知脳神経科学からのアプローチ;そもそも「意識」とは何か?―進化心理学からのアプローチ;無意識を意識化するために―精神分析技法の展開;対象とする問題と治療の基本的な考え方)
第2部 治療技法編(顕在内容と潜在内容;治療文脈、適応文脈、派生複合体;沈黙と傾聴;抵抗と介入1―解釈的介入の構造と手順;抵抗と介入2―抵抗の種類と介入;治療の進行と治癒メカニズム)
著者等紹介
小羽俊士[コバトシオ]
こば心療医院院長。1967年生まれ。1993年に防衛医科大学校を卒業し、2001年まで防衛医大病院、自衛隊福岡病院、自衛隊中央病院など防衛庁に勤務。2001年から相模ヶ丘病院、青山渋谷メディカルクリニックに勤務し、2009年より現職。大学病院勤務医時代の2年間に、国際電話を使った電話SV(telephone supervision)を毎週45分、ラングスから受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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