出版社内容情報
統合失調症を中心に治療に40年間携わってきた筆者が“生きることはどういうことか”を考え続け到達した珠玉のメッセージの続編。
目次
第1部 統合失調症と暮らし(統合失調症の人はなぜ入浴が苦手なのか―統合失調症と衣・食・住;人はなぜ入浴するようになったのか―入浴・公衆衛生・におい;タバコと統合失調症;精神科病院における禁煙推進に慎重な配慮を求める;書評 隣人愛をめぐる問いと答え『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』)
第2部 精神科病院をめぐる諸問題(相模原事件について精神科医療の現場から考える;相模原事件の社会的背景―「野宿者という『境界』を越えて」に寄せて;精神科医療と暴力;書評 高木俊介の仕事と思想『精神医療の光と影』)
第3部 精神疾患の理解と治療のために(自分でも用意していなかった問い―中井久夫先生から学んだ臨床作法;統合失調症のそだち―統合失調症の責任と孤独;私の薬物療法―歴史・反省・考察;慢性統合失調症からの回復;精神科診療におけるコミュニケーションづくり;統合失調症の治療課題―「治療抵抗性」と言わないために)
著者等紹介
横田泉[ヨコタミツル]
1957年、兵庫県生まれ。奈良県立医科大学卒業後、京都大学精神科評議会で研修。光愛病院、済生会泉尾病院を経て現在、オリブ山病院副院長(沖縄県那覇市)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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