うつ病がよくわかる本―うつ病の本質・うつ病からの立ち直り方・うつ病のあるべき治療

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  • サイズ A5判/ページ数 313p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535983571
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3047

内容説明

うつ病へのさまざまな疑問を解き明かす比類なきわかりやすさ。幅広い領域の臨床研究に基づく具体的かつ実践的アドバイス。統合的アプローチの第一人者によるうつ病理解の決定版。

目次

第1部 病理編・うつ病の本質を考える―うつ病を正しく理解するために(「うつ病」の本質そのものが曖昧な状態にある―うつ・うつ病をどのように考えればよいのか;どのようなときにうつ病になりやすいのか?―「途方に暮れた(helplessness)」ときに人はうつ病になる
どのような養育環境がうつ病のなりやすさを助長するのか?―うつ病になりやすい人はどのような生育環境で育ったのか
どんな性格の人がうつ病になりやすいのか?―うつ病になりやすい人がいるのは確かなようだ ほか)
第2部 治療編・私の提案する3ステップ・アプローチ―統合的精神療法をめざして(うつ病の治療にはどのようなアプローチが必要か?―一九七〇年代にはアメリカでは四〇〇にものぼる心理療法理論が乱立した;3ステップ・アプローチの第一ステップ―うつ病への理解が回復を早める。そのため十分な教育的アプローチが必要である;第二ステップ=問題解決的アプローチ―抱えている問題を解決しなければうつ病は治らない;第三ステップ=生き方を扱う精神療法―生き方を変えることが本当の治癒につながる―偽りの生き方をしてきたWさんの治療を通じて ほか)

著者等紹介

鍋田恭孝[ナベタヤスタカ]
愛知県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。同精神神経科入局。同助手。同講師。宇都宮大学保健管理センター助教授。防衛医科大学校精神科講師などを歴任。現在、立教大学現代心理学部教授。青山渋谷メディカルクリニック院長、NPO法人青山心理グローイングスペース理事長、青山心理臨床教育センター代表世話人。慶應義塾大学精神神経科講師(兼任)。医学博士。臨床心理士。日本精神神経学会認定専門医。欧州共同サイコセラピスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

むく

3
様々な理論を著者自身の臨床経験という横串で刺して、洞察を加えたという感じの本。鍋田先生自身が、うつ病理解の最大公約数を提示できたとおっしゃるように、バラバラとしていた頭の中が非常に整理された。図書館で借りて読んだけど、手元に置いて読み返したいので購入しようと思う。2016/01/31

hiro

0
ずいぶん分かりやすかった。うつ病という疾患について、入門から治療まで。気をつけるべきは、「要するに関係づくりね」とかいう悟ったような誤解をしないこと。本書は膨大な知識と実践に根ざしているのだから、本当に理解するには自分もある程度上り詰める必要がある。2015/12/19

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