- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 精神医学
- > 統合失調症および他の精神病理障害
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ayacooo
3
病気に関わる様々な立場の方が様々な視点で語られていて、非常に勉強になったし、とてもボリュームがある。統合失調症という病気について、具体的な症状や対処法や経過に関して知りたいと思っても、あまりに人それぞれで具体的に知る術が限られる。そこを丁寧にすくってくれていて、とてもいい雑誌だと思った。2013/11/04
つなぐ
2
統合失調症から回復する事の最終目標は仕事が出来ることではありません。病気にならないゆとりのある生き方、そして自分を支えてくれる仲間を手に入れて、自分のもっている希望を叶えられる居場所をつくることが回復への近道なのではないでしょうか。その人が社会から離脱して居場所を失ってしまう期間をどれだけ短くするかが大切なのではないでしょうか。そして統合失調症の長期予後が薬の服用の継続と無関係という統計データに関する記事もあります。そして同じデータからは統合失調症が自然回復しやすい病気である事も分かります。2017/11/03
hir
0
「①現在の統合失調症からの回復率は、今世紀初頭の20年間のそれと比較して特別優れているわけではない。1955年の直前に抗精神病薬が出現したが、長期的な転帰にはほとんど影響を及ぼしていない」「②経済状態は統合失調症の転帰と連合しているようである。症状の完全回復が失業率とともに変動することがもっとも重要である」「③統合失調症者は抗精神病薬が使用される前に、脱施設化していた」(169)。2014/08/15
おたおたママ
0
すごく良い寄稿がたくさんありよかった。読んでよかった。2014/06/27