出版社内容情報
NBS民法分野の最後の1冊。いわゆる法定債権といわれる事務管理・不当利得・不法行為を取り扱う。条文の数は民法典上比較的少ない分野だが、とりわけ不法行為は判例の数が膨大であり、単純知識ではなく考え方の骨組みを理解することが求められる。本書は、一通りの解説にとどまらず、一般的な教科書では記述が曖昧な箇所も意識的に踏み込んで紐解くことを心がけた。
目次
第1部 不法行為法(不法行為総論;権利・利益侵害(違法性)総論
権利・利益侵害(違法性)各論
故意・過失総論
故意・過失各論
因果関係
不法行為の効果1―損害賠償請求権の発生
不法行為の効果2―損害賠償請求権の内容
不法行為の効果3―損害賠償請求権の期間制限
他人の行為による責任
物の危険の実現による責任
複数の責任主体の責任)
第2部 事務管理法・不当利得法(事務管理;不当利得総論;給付利得;侵害利得;支出利得;多数当事者間の不当利得)
著者等紹介
根本尚徳[ネモトヒサノリ]
北海道大学大学院法学研究科教授。早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程研究指導修了(2007年)、博士(法学)
林誠司[ハヤシセイジ]
北海道大学大学院法学研究科教授。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学(2002年)、博士(法学)
若林三奈[ワカバヤシミナ]
龍谷大学法学部教授。立命館大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学(1998年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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