出版社内容情報
整数の分割、ヤング図形からシューア函数、そして佐藤理論へ――軽快かつ本格的に組合せ論の魅力を語る、著者ならではの入門書。
内容説明
組合せ論に夢をのせて歩み続ける現代数学の道。シューア函数、リー環、表現論、微分方程式、…。「整数の分割」や「ヤング図形」といった組合せ論の道具を片手に数学の雄大な山野を軽快に歩き廻る。
目次
第0講 まくら
第1講 ロビンソン‐シェンステッド対応
第2講 標準盤で遊ぶ
第3講 ヤング束の話
第4講 分割恒等式
第5講 分割単因子
第6講 対称群の表の組合せ論
第7講 対称群の分解行列
第8講 リー環とリー環もどき
第9講 カタランケ
第10講 シューア函数再び
第11講 プリュッカーとグラスマン
第12講 広田微分の周辺
集中講義 1時限 微分作用素の分解とグラスマン多様体
2時限 時間発展
3時限 加法定理
4時限 KdV方程式系
5時限 ヴィラソロ代数のフォック表現
著者等紹介
山田裕史[ヤマダヒロフミ]
1956年、東京都に生まれる。現在、岡山大学名誉教授。専門は表現論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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