出版社内容情報
AIやロボットといった第四次産業革命(デジタル革命)で人間の仕事は奪われるのか。労働の意味を見直し、新しい生き方を示す。
内容説明
インダストリー4.0(=デジタル革命)をどう生きるか?GAFA支配のディストピアから、ベーシックインカムで義務的な労働から解放された生活への道筋を示す。これからの、コロナ時代を生き抜くための処方箋。
目次
第1部 デジタル革命―ディストピア(私たちにお馴染みの業績主義社会の終わり―パラダイムの転換;私たちはタイタニック号のデッキで寝椅子の飾り付けに励む―あまりにも重い課題;パロアルト資本主義が世界を支配する―ディストピア;過ぎ去らない過去―レトロピア)
第2部 ユートピア(機械が働き、労働者は歌をうたう―賃金労働のない世界;自由に生きる―ベーシックインカムと人間観;自分で決める毎日―好奇心、モチベーション、意味と幸せ;生きるとは世話を受けることか?―予期できないことの魅力;計画でなく、物語を―政治の復帰;人間性のためのルール―悪いビジネスと良いビジネス;別の社会―経済至上主義との別離)
第3部 夜思い浮かぶこと(私たちと彼ら―世界はデジタル化から逃れることはできない)
著者等紹介
プレヒト,リヒャルト・ダーヴィト[プレヒト,リヒャルトダーヴィト] [Precht,Richard David]
1964年生まれ。哲学者兼著述家であり、ドイツ語圏で最も著名な知識人の一人である。ルーハナ大学で哲学の名誉教授、ベルリンのハンス・アイスラー音楽院で哲学・美学の名誉教授を務める。『Wer bin ich‐und wenn ja wie viele?(邦訳、『哲学オデュッセイ―挑発する21世紀のソクラテス』)』でセンセーショナルな成功を収めて以来、哲学や社会や政治的なテーマを扱ったすべての本がベストセラーとなり、40以上の言語に翻訳されている。2012年からは、ZDF(第2ドイツテレビ)の哲学番組「プレヒト」の司会を務めている
美濃口坦[ミノグチタン]
1945年、鎌倉生まれ。1965年、京都大学文学部を卒業後、ゲーテ・インスティテュート京都で文化事業企画担当を経て、1974年、ドイツ・ミュンヘンに移住。1992年からは、フリー・ジャーナリストとして『AERA』(朝日新聞社)、『南ドイツ新聞』などにドイツの文化・政治・経済分野をはじめ時事・学問的領域に関する記事、評論、コラムを幅広く寄稿。さらにインターネットを中心に「欧州どまんなか」、「独逸見聞録・ビジネスコラム」などの週刊コラムを執筆し、綿密な取材に基づく独自の観点から、現在もドイツ・ヨーロッパ事情を分析し発信している。「世界の読書・ドイツ編」(朝日新聞『Globe』)において連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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人生ゴルディアス
mika
christinayan01
でーすけ