出版社内容情報
量子場の構造や性質を数学的に解説する。上巻では、フォック空間の理論を詳細に述べる。第5章に新たな節を追加し説明を補った。
内容説明
豊かな数理をもつ量子場の数学的理論の基礎であるフォック空間を詳述。新たな節を補い、読みやすさに配慮して改訂した。
目次
第0章 序:量子場とはどういうものか―スケッチ
第1章 ヒルベルト空間のテンソル積
第2章 線形作用素のテンソル積
第3章 全フォック空間と第2量子化作用素
第4章 ボソンフォック空間
第5章 フェルミオンフォック空間
第6章 ボソン‐フェルミオンフォック空間と無限次元Dirac型作用素
著者等紹介
新井朝雄[アライアサオ]
1954年埼玉県に生まれる。1976年千葉大学理学部物理学科卒業。1980年東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。現在、北海道大学名誉教授、特任教授。理学博士。専門は数理物理学、数学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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