出版社内容情報
江戸・明治の数学絵馬「算額」に記されたさまざまな問題。その先に広がる奥深い数学を奉納者とその時代に思いを馳せながら味わう。
序 章 黄金分割図、現る
第1章 黄金比の匂い
第2章 月愛づる折り紙
第3章 黄金比の眠るほこら
第4章 揺れる提灯(其の一)
第5章 揺れる提灯(其の二)
第6章 南会津の四季
第7章 丸太の隙間
第8章 無理数をさがせ
第9章 騎馬武者の数
第10章 繭玉の部屋
第11章 反転の妙
終 章 天井の蛇
【著者紹介】
元・福島県立橘高校教諭
内容説明
日本独自の数学「和算」に魅せられた人々が、発見の喜びを問題に託して神社仏閣に奉納した数学絵馬「算額」。算額の奥にはどんな数学が広がっているのだろう。奉納者はそこにどんな思いを込めたのだろう。和算の道を、高校数学を携えて散策すれば、江戸のころより変わらない「数学する楽しさ」が見えてくる。
目次
黄金分割図、現る
黄金比の匂い
月愛づる折り紙
黄金比の眠るほこら
揺れる提灯
南会津の四季
丸太の隙間
無理数をさがせ
騎馬武者の数
繭玉の部屋
反転の妙
天井の蛇
著者等紹介
五輪教一[ゴワキョウイチ]
1954年福島県岩瀬郡鏡石町生まれ。1978年福島県立安積高校御舘分校の数学教師となる。2014年同県立橘高校を定年退職。日本数学協会、日本フィボナッチ協会、福島県和算研究保存会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。