出版社内容情報
上巻に続き、複雑な数学は最小限にして、一般相対論を物理学でどう使うかに力点を置く。第?部でアインシュタイン方程式を扱う。
第13章 宇宙物理学的ブラックホール
13.1 X 線連星のブラックホール
13.2 銀河中心のブラックホール
13.3 ブラックホールの量子的蒸発\??ホーキング放射
第14章 少しの回転
14.1 慣性系の回転的引きずり
14.2 曲がった時空のジャイロスコープ
14.3 測地的歳差
14.4 ゆっくり回転する球対称物体外部の時空
14.5 ゆっくり回転する物体の時空中のジャイロスコープ
14.6 ジャイロと自由落下系
第15章 回転するブラックホール
15.1 宇宙検閲官
15.2 カーブラックホール
15.3 回転ブラックホールの地平
15.4 赤道面における軌道
15.5 エルゴ球
第16章 重力波
16.1 線形重力波
16.2 重力波の検出
16.3 重力波の偏極
16.4 重力波干渉計
16.5 重力波のエネルギー
第17章 観測された宇宙
17.1 宇宙の構成物
17.2 膨張宇宙
17.3 宇宙の地図
第18章 宇宙モデル
18.1 一様,等方時空
18.2 宇宙論的赤方偏移
18.3 物質と放射,真空
18.4 平坦FRW モデルの進化
18.5 ビッグバンと宇宙の年齢と大きさ
18.6 空間的に曲がったロバートソン--ウォーカー計量
18.7 宇宙の力学
第19章 どの宇宙、そして、なぜ?
19.1 宇宙の探査
19.2 宇宙の説明
第III部 アインシュタイン方程式
第20章 少しだけ数学
20.1 ベクトル
20.2 双対ベクトル
20.3 テンソル
20.4 共変微分
20.5 再び自由落下系
第21章 曲率とアインシュタイン方程式
21.1 潮汐重力
21.2 測地線偏差の式
21.3 リーマン曲率
21.4 真空のアインシュタイン方程式
21.5 線形重力
第22章 曲率の発生源
22.1 密度
22.2 エネルギー運動量の保存
22.3 アインシュタイン方程式
22.4 ニュートン極限
第23章 重力波放射
23.1 発生源のある線形アインシュタイン方程式
23.2 発生源のある波動方程式の解法
23.3 線形重力の一般解
23.4 弱い重力波の発生
23.5 連星からの重力波
23.6 重力波によるエネルギー損失の四重極公式
23.7 連星パルサーで検出された重力波の効果
23.8 強い波源への期待
第24章 相対論星
24.1 パウリ原理の威力
24.2 相対論的静水圧平衡
24.3 星のモデル
24.4 基底状態の物質
24.5 安定性
24.6 中性子星の最大質量の限界
付録B
付録C
付録D
ジェームズ・B・ハートル[ジェームズ ビー ハートル]
カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授
牧野伸義[マキノ ノブヨシ]
大分工業高等専門学校教授
目次
宇宙物理学的ブラックホール
少しの回転
回転するブラックホール
重力波
観測された宇宙
宇宙モデル
どの宇宙、そして、なぜ?
少しだけ数学
曲率とアインシュタイン方程式
曲率の発生源
重力波放射
相対論星
曲率の量
著者等紹介
ハートル,ジェームズ・B.[ハートル,ジェームズB.] [Hartle,James B.]
カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授
牧野伸義[マキノノブヨシ]
1966年生まれ。1994年、広島大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、大分工業高等専門学校一般科理系教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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