内容説明
天地創造にはじまる創世紀の時代から、カナンの地の侵略と殺戮のヨシュア記の時代までは、主なる神が主導する歴史であったが、士師の時代になると、神は積極的な歴史への関与を控えはじめる。それが一段と顕在化するのが、神が王の登場を容認した、サウロ、ダビデ、ソロモンの王の時代である。ヘブライ語旧約聖書、ギリシア語訳聖書、ヨセフス『ユダヤ古代誌』の再話を丁寧に比較検討しながら、この時代の実像にせまる。
目次
第1章 イスラエルの王政のはじまり(サウロ、父の驢馬を探しに行き、サムエルと出会う;サムエル、サウロに油を注ぐ ほか)
第2章 ダビデ物語(上)(サムエル、ベツレヘムでエッサイの子ダビデに油を注ぐ;ダビデ、サウロのもとへ行く ほか)
第3章 ダビデ物語(下)(ダビデ、サウロの死を知る;ダビデ、ヘブロンでユダの王になる ほか)
第4章 ソロモン物語(ソロモンの即位と粛清;ソロモンの神殿と王宮)
著者等紹介
秦剛平[ハタゴウヘイ]
多摩美術大学名誉教授。聖書文学協会所属(ヨセフス・セミナー運営委員、フィロン・セミナー運営委員、ヘレニズム・ユダヤ教専門部会運営委員)、オックスフォード大学客員教授(1999‐2000年)、同大学客員研究員(2001年以降)、現在ケンブリッジ大学(クレア・ホール)フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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