出版社内容情報
天文学における観測装置の進歩により重力レンズが発見され、重力波も直接検出された。これらを一般相対論の基礎を通して学ぶ。
内容説明
重力で宇宙を探る!重力レンズと重力波は天文学の新たな観測法である。他の和書にないこのトピックスを、一般相対論を理解し、さらに実際に使いこなせるように配慮した、天文学・宇宙物理学を学ぶ学生・研究者にとって必携の書。
目次
第1章 一般相対性理論(ニュートン重力;ニュートン重力の破綻とローレンツ変換 ほか)
第2章 観測的宇宙論(観測のまとめ;一様・等方宇宙モデル ほか)
第3章 重力レンズ(重力レンズの基礎;コンバージェンスとシア ほか)
第4章 重力波(重力波の伝播と偏極;重力場のストレス・エネルギー ほか)
著者等紹介
二間瀬敏史[フタマセトシフミ]
1953年、札幌市生まれ。現在、東北大学名誉教授。Ph.D.専門は、一般相対性理論、宇宙論
梅津敬一[ウメツケイイチ]
1973年、山形県長井市生まれ。現在、台湾中央研究院天文及天文物理研究所教授。博士(理学)。専門は、観測的宇宙論、重力レンズ、銀河団物理
伊藤洋介[イトウヨウスケ]
1974年、東京生まれ。現在、大阪公立大学大学院理学研究科准教授。博士(理学)。専門は、一般相対性理論、重力波物理学、データ解析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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