内容説明
ケータイをかけているネアンデルタール人はじつはあなた。人間は人間を滅ぼそうとしているのだろうか。進化史的に見て、いま現代人はまさにこの問題に直面している。自然人類学者が提示するさまざまな指針。
目次
第1章 ネアンデルタール人の目覚め(シャニダール洞窟の謎;死の世界の発見と死の進化 ほか)
第2章 苦悩するネアンデルタール人の末裔(「人類の全歴史の九九・五パーセントは狩猟・採集時代」が秘めた意味;人類進化の理論を再吟味すると ほか)
第3章 矛盾を抱え込んだネアンデルタール人(人間であることが人間を否定する皮肉;ちぐはぐな人間の行動)
第4章 見えてきた曙光(現代人を超越する指針を求めて;人間はまことに弁証法的な存在 ほか)
著者等紹介
江原昭善[エハラアキヨシ]
1927年生まれ。東京大学理学部人類学科卒。理学博士・医学博士。フンボルト財団による西ドイツ留学。キール大学、ゲティンゲン大学客員教授、京都大学霊長類研究所教授、椙山女学園大学学長などをへて、現在は日本福祉大学客員教授兼コミュニティ・スクール校長、京都大学名誉教授、椙山女学園大学名誉教授
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