目次
常微分方程式
射影変換と複比
行列の指数函数
1径数群
ベクトル場
流れ
完全微分方程式
1径数変換群の不変函数
リーの定理
射影変換とベクトル場
リッカチ方程式の解けるひみつ
リウヴィル方程式
KdV方程式
著者等紹介
井ノ口順一[イノグチジュンイチ]
1967年千葉県銚子市に生まれる。東京都立大学大学院理学研究科博士課程数学専攻単位取得退学。現在、山形大学理学部数理科学科准教授(博士(理学))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1
あんまり読まれていないが、学部1年くらいの数学の知識から始めて、記載は簡単でありながら、微分形式、微分ガロア理論といったところのさわりまで数学界を横断するかのように幅広く話題を扱っているのがすごい。そもそも微分ガロア理論なんて邦書で扱うのは数冊程度だろう。「解ける微分方程式と解けない微分方程式の違いは?」というのは誰しも通る基礎的な問いでありながら、それに真っ向から答えてくれる本は少なく、そういう点でも貴重な存在でしょう。2024/09/24
葉
1
確率過程やマクロでよく目にするリカッチ方程式をメインに書かれている。序盤は常微分方程式からリカッチ方程式の説明があり、射影変換と複比からリカッチ方程式の対称性が述べられている。ベクトル場については解析3で習ったがこの本のような感じではなかったので、自分の力量不足である。KdV方程式に関してはお手上げである。2015/06/24