トポロジカル宇宙 完全版―ポアンカレ予想解決への道 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535784949
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C3041

内容説明

一九〇四年にフランスの数学者アンリ・ポアンカレが提唱して以来、数え切れない数の数学者たちが果敢な挑戦を繰り返し、敗退していった。そして、第二千年紀が始まり、ロシアの数学者グレゴリー・ペレルマンが、あの『幾何化予想』を証明し、その帰結として『ポアンカレ予想』を解決したと主張する三つの論文を投稿した…「宇宙の形とは何なのか」を出発点に、『ポアンカレ予想』解決に至るまでの全行程を、数式を使わずていねいに描き出す。『ポアンカレ予想』理解のための最適の書。

目次

第1章 宇宙の形とは?
第2章 丸い宇宙とは?
第3章 宇宙儀製造計画
第4章 第二期大航海時代
第5章 そして、宇宙の果てへ
第6章 第二千年紀を迎えて
封印の章

著者等紹介

根上生也[ネガミセイヤ]
1957年東京都国分寺市生まれ。横浜国立大学教育人間科学部教授、理学博士。日本における位相幾何学的グラフ理論の第一人者として研究を続ける一方、新たな数学教育のあり方を模索し、著作や講演などの啓蒙活動を活発に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減

11
3年前から読みかけだった本。ようやく読めた。昔小さいころに読んだときは全然分からんかったけど、今読んだら8割理解できた。(残り2割は背景の数学を本格的にやらないと無理そう)▼専門用語・数式なし。図がそれなりにあるが、文だけで説明してるところも多かったので、もう少し図解してくれたら読者フレンドリーだなと思った。▼今となっては、元ネタや専門用語で何のことを話しているのかをチラッと説明しておいてくれた方がありがたかったかな。▼3次元多様体の世界面白かった。8種類の「部品」ついて詳しく勉強してみたいと思った。2019/09/22

モッタ

9
☆☆科学であり、妄想であり、真実である。宇宙のあるべき姿がここにあると思う。 ※図書館借り2011/06/24

やす

8
三次元宇宙の展開図は3次元空間内には表現できないというところから、瞑想によってそれを知覚できるようにするための書。と書くといかにも怪しいカルトの経典のようだが、本当にそうなので仕方がない。数学の入門書なのだが縦書きで本当に数式でてこない。言語表現のみによってこの世の姿を顕わにしようとする。あるところでこの世の展開図がミルフィーユのようになっているところが今期絶好調の全修の原稿のようであった。ホースの両端を繋げてホースの内側と外側が同一面であるようなものを想像できるようになるのだ。2025/01/20

やすお

6
数学的な宇宙の形を数式を使わずに解説している。用語は数学用語が出てくるが、丁寧な解説なので分かりやすい。現実には見えない四次元以上の宇宙を読者がイメージできるよう覚醒への手助けをしている。トポロジーの世界やポアンカレ予想について知りたいのなら、まず本書を入門にして関連書籍を読むのがよいだろう。トポロジーの入門書としてはかなり優秀なものだと思う。四次元以上の世界を感じられるように覚醒するまで、手元に置いておきたい本である。2021/07/14

いきもの

5
宇宙の形についての本。物理的なものではなく幾何学の視点から。数式はないが想像しようとすると意外と難しい。2017/04/28

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