内容説明
数学は多くの学問や技術を支える言語としての働きを持っている。そのため、数学を考えるときに自分の持っている知識を総動員して「分からないことを分かるよう」に努力することは、実は多くの分野に応用することができる。そのような意味で、数学を学ぶことは、将来社会にでて活躍する基礎を作る上で重要な働きをする。また、逆に多くの学問や技術の要請を受けて数学は発展してきた。数学を学ぶためには、こうした他分野との結びつきを知っておくことは重要なことである。本書は数学の持つこうした側面を積極的に取りあげ、私たちが中学・高校で学ぶ数学がどのような拡がりを持っているのかを示し、数学的に考えることの意味を記した。
目次
1章 大きい数、小さい数(万物は数である;数の表示法;大きな数;大きい数,小さい数の表し方;ゾウリムシ;放射能;年代測定;東海村の臨界事故;ピュタゴラスと和音;二項定理;指数と対数;大きな変化を小さく見せるには?―論理的思考とは何か)
2章 測定と単位(単位;地球を測る;振り子;牛乳パックと等周問題;円周率を測ろう;対数と単位;放射線被爆の単位;伊能忠敬;SI単位系)
3章 地球環境問題と数学(地球の歴史;エネルギー;二酸化炭素;地球温暖化;モデル化;太陽光発電;生物の増殖)
4章 芸術と数学(透視図法;大野の法則)
付録 微分積分について
著者等紹介
上野健爾[ウエノケンジ]
1945年熊本県生まれ。1968年東京大学理学部数学科卒業。現在、京都大学大学院理学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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