内容説明
20世紀の数学は、19世紀数学を受け継いで発展して来たのであるが、この100年の間に自ら過去の数学と異なる独自の特色を備えるに至った。このような20世紀の数学の種々の相を、数学各分野の専門家が自由な立場で語ったものが本書である。
目次
20世紀の数学
20世紀代数幾何学―重複度と交点数をめぐって
20.5世紀における代数幾何の発展
Radon変換
コンピュータ・トモグラフィの歴史―数学者は何故ノーベル賞を取り損ねたのか?
カオスをめぐって
ゆらぎの解析今昔
楕円曲線の数論の歴史
解析的数論の100年史から
類体論とイデール〔ほか〕