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目次
第1章 数学における記号
第2章 数学における特殊な言い回し
第3章 「明らか」は本当に「明らか」か?
第4章 数学の体系的記述
第5章 式も文章
第6章 集合を元とみなす―数学理解の一つの難所
第7章 数学はいかなる意味で役に立つのか?
第8章 うんと背伸びして勉強しよう
付録 数学科って変わってる?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kochi
14
英語、ギリシャ語、ドイツ語のアルファベットの解説から始まり、数学独特の言い回し(例えば「一般性を失うことなく仮定してよい」)とかの、お作法を説くような本当に入門的(簡単に理解できるものばかりではない)な記事が続くかと思えば、実数の逆立ちしたような定義、何のこっちゃ?!というようなイデアル等、難解な第6章もあり、薄いながらなかなかハードである。”well-defined”という前からよく分からなかった言葉の説明が、なかなか詳しく、政治の分野の例え話を紹介していて、なかなか”well-defined” ^_^2020/04/27
まつど@理工
11
大学レベルの数学書を読もうとするときの作法をまとめた本。一度は目を通しておいて損はないはず。「予想」とは研究を進める上での「作業仮説」…本当にそうだなーと思う。毎日、色々な予想をたてまくってそのなかにわずかに輝くものが見つかるのが楽しい。2013/10/09
toiwata
4
世間一般と異なった使い方をしている日本語での数学の言葉を解説した本。例示されている題材は当たり前のようによくわからないにもかかわらず、数学は秘教でもカルトでもなく、単なる習熟の差なのではないかと思えてくる不思議。<<いずれにせよ努力しないで頭のよさを云々しても意味がない.>>p.82017/01/15
おじ
3
大学数学と高校数学のギャップを埋める本だと思います。ちょっと背伸びしたい高校生や大学入る前に数学の肩慣らしときたいって方にはちょうどよさそう
レゴ
3
あぁ、とりあえずビギナーではあるようだ。一応数学科卒業なのだから、話はわかった。大学1年目で欲しいってコメントがあったが、その通りだな!誰かに教えよう。2010/03/22
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- 和書
- 『食道楽』の人村井弦斎