内容説明
私たち‐生命・人間‐のもとを作った超新星爆発など、ダイナミックで多様な進化を遂げる恒星の姿を最新の知見からえがく。
目次
第１章 さまざまな星とその観測
第２章 恒星の大気とスペクトル
第３章 恒星の内部構造と進化の基礎論
第４章 中小質量星の進化
第５章 大質量星の進化と重力崩壊
第６章 連星系の進化
第７章 超新星
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わえ
4
星の構造や進化に関する専門書。Kippenhahn & Weigertを通読して以来の腰を据えての復習。観測的な知識についてきちんと把握していない部分があり、ためになった。恒星のスペクトル分類についての詳細は何度も触れていく内に慣れていくのであろう。OBAFGKM以外のローマ数字I-VIの記号の意味、炭素星の分類（R, N型）、魔法数を持つ元素の多い星（S型）など、細かい分類の知識は論文を読む際に役立つだろう。輻射輸送や等価幅の計算についても見直すことができてためになった。連星系や超新星の話も興味深い。2019/02/23
