海のさかなの正しいトリセツ―政策論から見た「新たな水産資源管理」

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海のさかなの正しいトリセツ―政策論から見た「新たな水産資源管理」

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535588028
  • NDC分類 663.6
  • Cコード C3062

出版社内容情報

日本漁業の安定のため、国際的な漁業管理の動向を踏まえつつ、問題点を分析。日本が目指すべき最適な水産資源管理の方向を示す。


【目次】

はじめに

第1章 水産資源管理を行う上での困った誤解
 漁業に対する高い関心
 驚いた”論壇時評”
 世界の漁業を巡る状況
 過去の栄光がもたらす日本漁業のイメージ
 資源以上に弱体化する漁業生産の基盤
 食料安全保障上重要なのは資源と漁業

第2章 「数量管理」の持つ厄介な性格
 水産改革がもたらす「新たな資源管理」
 資源管理を行う三つの方法
 「数量管理」への過大な思い入れ
 TAC・ABCのこと
 「数量管理」の厄介な性格(当たらない)
 「数量管理」の理論と不確実性
 最も大きな「環境」の問題
 「数量管理」の失敗事例(サバがいない!)
 IQ(個別割当)が資源を潰す
 「数量管理」の厄介な性格(コントロールできない)
 「数量管理」の厄介な性格(間に合わない)
 「数量管理」の厄介な性格(小周りが利かない)
 「数量管理」の厄介な性格(金がかかる)
 「数量管理」だけで資源管理ができるのか

第3章 MSY(最大持続生産量)は存在するのか
 MSY(最大持続生産量)とは?
 MSYの国際社会における華麗な活躍
 科学として見たMSY
 理念としての「MSY」と科学としての「MSY」の妥協
 「MSY」の目標化に突き進んでしまった日本

第4章 「新たな資源管理」がもたらす災禍
 「新たな資源管理」におけるMSY
 資源の実態から見ても疑問符が付く「MSY」
 「新たな資源管理」におけるABCの計算方法
 資源予測の誤り(ABC計算の失敗)
 資源予測の誤り(動きを予測できない)
 資源予測の誤り(原因がわからない)
 保護主義的管理方策を米国から学んだことによる失敗
 他国のしりぬぐいを強いられる日本漁業
 不見識な「乱獲」発言がもたらす影響

第5章 資源管理を巡る世界の混沌
 「乱獲」について
 自国漁業を擁護する外国・非難する日本
 資源管理を巡る混沌その1(保護派vs利用派)
 資源管理を巡る混沌その2(結論が出ない)
 北太平洋で起きている国際的資源管理問題
 数量管理に苦しむ欧米諸国
 混獲問題とは
 資源管理を進める上での世界的課題―混獲・投棄問題―

第6章 IQのこと、IUUのことなど
 個別割当(IQ)に関する問題
 IUU漁業(違法・無報告・無秩序漁業)問題―暴走する先進国―
 妄想が先走る水産の世界

第7章 日本が資源管理で行うべきこと
 資源管理をどう行うべきか―「資源管理」の中身とそれを支える制度との関係―
 エビデンス(証拠)に基づく管理と実行可能な目標設定
 行政機関(水産庁)がやるべきこと
 「漁業調整」から見たIQ―リ

内容説明

このままでは日本の漁業は潰れてしまう!「新しい資源管理政策」に対する水産庁OBによるオブジェクション。

目次

イントロダクション
第1章 水産資源管理にまつわる困った誤解
第2章 「数量管理」のもつ厄介な性格
第3章 MSY(最大持続生産量)は存在するのか
第4章 「新たな資源管理」がもたらす災禍
第5章 資源管理をめぐる世界の混沌
第6章 IQ・IUU問題と水産分野の科学論文に関わる懸念
第7章 日本が資源管理で行うべきこと

著者等紹介

内海和彦[ウツミカズヒコ]
1957年大阪府生まれ。1980年東北大学農学部水産学科卒業。1981年農林水産省入省。水産庁資源管理部資源管理推進室長、管理課長、漁場資源課長、漁業調整課長等を経て2016年に退官。その後、全国漁業共済組合連合会常務理事、一般社団法人大日本水産会専務理事を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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