出版社内容情報
国際租税法を初めて学ぶ人のための最良の基本書.国際取引との関係でとくに問題となる所得課税(所得税と法人税)について,日本の国内法と租税条約の骨格を丁寧に解説する.外国子会社合算税制や移転価格税制の見直し,BEPS防止措置実施条約の発効など重要な税制改正を踏まえ大幅に刷新し,事例演習や練習問題を織り交ぜながら,基礎から応用まで分かりやすく解き明かす.
内容説明
転換期の課税ルールを展望。国際課税の仕組みと動向を基礎から丁寧に解説、事例演習・練習問題を交え実践レベルまで導く。BEPSプロジェクト実施に伴う租税条約・国内法の最新情報。
目次
国際租税法への招待
租税条約
国内源泉所得
外国法人・非居住者の投資所得に対する源泉徴収
外国法人・非居住者の事業所得に関する申告納付
半歩先の法律談義1―AOA導入後の多国籍企業グループの日本進出
外国税額控除
内国法人の対外進出における外国子会社
移転価格税制
多国籍企業の資金調達
半歩先の法律談義2―内国法人による対外進出とハイブリッド・エンティティ
一歩先へ―国際課税における日本の租税法と外国法との相互作用
著者等紹介
増井良啓[マスイヨシヒロ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授、国際租税協会(International Fiscal Association)日本支部理事長。1987年東京大学法学部卒業、1992年Harvard Law School,ITP/LL.M.
宮崎裕子[ミヤザキユウコ]
最高裁判所判事、1979‐2017年弁護士。1976年東京大学法学部卒業、1984年Harvard Law School,LL.M.、1984‐1986年世界銀行法務部カウンセル、2004‐2007年東京大学法科大学院客員教授、2009‐2010年京都大学法学研究科法政実務交流センター客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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