出版社内容情報
親が子を支配する過酷な暴力に抵抗する主人公は、多量服薬や摂食障害の治療で精神科に入院。様々な出会いで負の連鎖を断ち切る。
目次
プロローグ 命の連鎖
第1章 築かれていない家庭
第2章 うつ病になる
第3章 一回目の精神科入院
第4章 退院してから
第5章 死にたい、でも本当は生きたい
第6章 二回目の精神科入院、退院、そして再び入院
第7章 摂食障害克服、そして出産へ
第8章 私は生きつづけ、虐待は連鎖していない
エピローグ 愛の連鎖
著者等紹介
吉田ルカ[ヨシダルカ]
幼い頃から家庭の問題について悩み、思春期の大半を精神科病棟で過ごす。現在は新しい家庭を築き、家事や育児のかたわらで、行き場のない犬や猫が永続的に安心して暮らせる家庭をみつける「動物の生きる権利を守る活動」をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
む
6
時を超えて自分に寄り添い語りかけてくれる友人ができたと思った。大切な1冊。2020/11/15
沙羅双樹
4
これ読まなきゃ生きる事、死ぬ事って一体なんなのか?が分からない。2019/06/04
ジュリ
4
精神科の病棟では、人を人として扱わないことがある。どこもそうだというわけではないけれど、この扱いはひどい。これでは病気が治らないのも当たり前。 この人はどうしてうつや摂食障害が治ったのだろう。支えてくれるパートナーが見つかったから?医師がよかったから?何がきっかけだったのだろう。2018/06/04
さとうはな
3
奇跡のような再生と成長の物語。このような医療を受けることができる患者さんは、少ないかもしれない。熊本先生の言葉は、常に「自分」が主語で、何も押し付けないのが印象的。私は虐待サバイバーではないから、これを言うのも失礼な気もするが、部分的には共通する状況も過去や現在に体験している部分もあり、そこに関しては少しだけ読むのが苦しかった。 癒しの書。2019/11/23
とろる
1
吸い込まれるように、スイスイ読みおわった。作者の追い込まれたような、切羽詰まった想いがひしひしと伝わり、すごく胸が締め付けられるような感覚に教われた。精神科というと、スタッフも患者もあまりいい印象を持たないが、この本に登場する心を温かにしてくれる人たちがいると思うだけど、なんだか嬉しい気持ちになった。2018/06/16
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