内容説明
高校の世界史教科書を一般読者のために書き改めた通史。1冊で世界の歴史を明瞭・簡潔に叙述し、その全体像を示す。多数のコラムを設け、現代世界の理解に役立つテーマを解説する。日々変化する世界をとらえ、ニュースの背景がわかる社会人のための教科書。
目次
序章 文明の起源
第1部 古代(古代の世界)
第2部 中世(東アジア世界;イスラーム世界;ヨーロッパ世界)
第3部 近代(近代ヨーロッパの形成;欧米近代社会の確立;アジアの変動)
第4部 現代(帝国主義時代の始まりと第一次世界大戦;ヴェルサイユ体制と第二次世界大戦;現代の世界)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
227
高校の教科書を売ってしまってたが本書を買い直す形で再読。内容は私の記憶では特に変わってなさそうだが今後も調べ物をするときに読んでみたい。2015/02/22
Y2K☮
47
試験勉強じゃないから暗記はしない。人生は一度。得られる知識と経験には限りがある。でも歴史を学べば先人のそれらを拝借して今に活かせる。科学技術の発達は見事。でも人は進歩しない。堕落した平和が戦争を生み、脆弱な共和制が独裁を呼び戻す。極端から極端へぶれる愚行を繰り返し、3歩進んでは2.99歩下がる。でも0.01をコツコツ積み上げてくれたから、こうしてネットで自由に書ける。先人に感謝。あと自由貿易から保護政策への移行は過去にも例がある。後退ではなく必然の流れ。英国のEU離脱とトランプ勝利から日本も早く悟らねば。2017/01/22
流言
39
『もういちど読む』というタイトル通り、一度世界史を覚えた方が再び勉強するというのが念頭にある内容だった。というのは、古代〜近世ぐらいまでは予備知識がなかったので史実の羅列という以上の印象を受けることができなかったことによる。感想としては、時代ごとではなく地域ごとに歴史を描いているのが印象的であり、地域毎のリンクの仕方を横から見ればまた違った歴史が見えてくるかもしれない。WW2終戦が区切りという印象も大きかったが、キューバ危機でアメリカ機がソ連のミサイル輸送に肉薄する写真を見て東西冷戦の存在が大きくなった。2016/08/10
謙信公
36
人物や事件の羅列で簡略化されすぎて内容は薄い。教師の力量がかなり問われる。古代などは各国ほぼワンフレーズで次の国へ移っていく。時系列も、西洋が進んでまた東洋で遡ってと混乱する。世界史を西洋史と東洋史に分けて並行し、現代史は東西まとめれば、時代の理解が深まる気がする。これを入試のために覚えるのだから、歴史嫌い量産も必然か?教科書であるにも関わらず「植民地支配下の朝鮮」「太平洋戦争と東南アジア」などのコラムや南京大虐殺の曲解した記述も見られる。イデオロギー満載の記述で、自国を誇りに思うことができるのだろうか。2023/06/16
リボー
32
欧州などが舞台の作品を読んでいて、あまりにも自分が世界史の知識が無いことが気になっていたため、補完の意味を込めて読んでみました。正直読みやすいとは言えないけど、必要最小限の事は余さず掲載されているんじゃないかと思いました(詳しくないので推測です)。山川の教科書も販売店に行って入手して比較してみたところ、やはり教科書の方は記述が段違いに多くて内容も深いと思います。世界史を体系的に学びたいならこちらよりは教科書の方を読んで学んだ方がいいのかという気はしますね。値段も安いですし。2013/03/12
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