目次
プロローグ 山と食と私
第1章 ネパール/スイス/フランス
第2章 ジョン・ミューア・トレイル
第3章 アラスカ
エピローグ 新しい道を歩く
著者等紹介
小島聖[コジマヒジリ]
1989年、女優デビュー。1999年、映画『あつもの』で、第54回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
42
うっすらとした記憶しかない女優さんでしたが、自然を愛する素晴らしい人でした。通い続けるネパール、アラスカ。アメリカ西部のジョン・ミューア・トレイルと、決して簡単ではないトレイルと、そこでの食事が山日記のように記録されていて、時々はいる写真も楽しかったです。モンブラン山頂で食べるケーキのモンブラン。虎屋の羊羹等々、効率だけではないトレイル中の食生活が豊かで、時々読書を中断しては検索を繰り返しました。キャンプでの熊対策も描かれていて、テントから離れたところに食の場所を作ったり、「熊缶」を用意するのも面白い。2021/12/02
みさどん
20
重い荷物をしょって、時には命の危険を感じてまで、外国の山に登るのだ、小島聖さんは。山頂でのおにぎりの美味しさはわかるけれど、山登りの醍醐味はわからない。全編、山と食べ物のエッセイだった。トヨエツの恋人だっただけに関心があった人。素敵な人かも。2022/01/08
大門寺豪徳
13
小島聖さんの「野生のベリージャム」を読んでの感想。検索しても出てこないのでここに記しとく。まあいいか。自分がまだ十代の頃から気になっていた女優さん。こんなに自然を楽しんでいる方だと初めて知った。主に海外での登山、トレイルに行ってるときの日記のような感じなのかな。沢山の事を自然から感じ取れる心の豊かな女性でとても魅力的だ。自分の好きなこと、豊かに感じていること、それを周りの人達と分かち合うこと。それができる人はとても輝いているし素敵だ。自然との付き合いかたを彼女らしく教えてくれる。2018/11/11
ふじ
10
自然と対峙し、慈しむ、過酷な旅。 ひとつひとつの出来事が、素直に真っ直ぐに綴られていて、心地よく読んだ。 何時間も歩いたあと、限られた食材で作るおいしい食べ物。生きることにきちんと向き合う、とても美しい人だと思った。2019/12/28
オカピー
6
歩く 「朝日のなかを 慌てずゆっくり 歩幅を合わせて 歩いて行こう 一歩一歩 大地を踏みしめながら」最初の詩が、心に刺さったので。自然の中での人間なんてちっぽけなもの。ただ、仲間に入れてもらっているだけ。そんな自覚が必要なのでは?小島さんは、色々な所に行かれていい経験されてますね。自分も行きたいと何度も思いました。いけないにしても、日本で近所でもいいから小さく自然に触れながら、刺激を受けながら生活していこうと思った。2023/02/17