安重根と東洋平和論

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  • サイズ A5判/ページ数 30,4/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535586901
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C3032

出版社内容情報

伊藤博文を射殺した独立運動家・安重根が獄中で記した「東洋平和論」。日中韓の研究者が安重根の思想の今日的意義を共同研究。1909年、前韓国総監・伊藤博文を射殺した大韓帝国時の独立運動家・安重根が獄中で記した「東洋平和論」。日中韓の研究者が安重根の思想の今日的意義を共同研究。

序文/李 泰鎭

解題──安重根の行動と思想が現代日本につきつけるもの/勝村 誠



第1部 安重根の独立戦争をめぐって



第1章 安重根のハルビン義挙100周年の省察──安重根研究が進むべき道/尹 炳?(Yun Pyong-suk)

第2章 安重根の義兵運動/呉瑛燮

第3章 安重根のハルビン義挙と高宗皇帝/李 泰鎭

第4章 安重根裁判の不法性と東洋平和/戸塚悦朗

第5章 安重根家門の百歳遺芳と忘却至大/都 珍淳



第2部 安重根と東洋平和論



第1章 韓国近代東洋平和論の起源および系譜と安重根/徐 栄姫

第2章 未完の「東洋平和論」──その思想水脈と可能性について/山室信一

第3章 日本の拡張主義と安重根の東洋平和論/徐勇

第4章 安重根の東洋平和論の再照明/李 泰鎭

第5章 安重根の裁判──安重根とカントの思想の比較研究/笹川紀勝



第3部 安重根と中国・日本



第1章 中国人が書いた安重根に関する著作物と彼らが安重根に抱いた3つのイメージ/王 元周

第2章 安重根義挙の中国に対する影響とその評価/崔 峰龍

第3章 日本における安重根研究の現況と課題/康 成銀



勝村 誠[カツムラ マコト]
立命館大学教授政策科学部教授、立命館大学コリア研究センター長

安重根東洋平和論研究会[アンジュングントウヨウヘイワロンケンキュウカイ]

李 泰鎮[リ テジン]
ソウル大学名誉教授(2016.09現在)

安重根ハルピン学会[アンジュングンハルピンガッカイ]

内容説明

安重根が遺した「東洋平和論」が現代日本に問いかけるものは何か。1909年10月26日、ハルピン駅構内で前韓国統監の伊藤博文を銃殺した安重根。日本は「犯罪者」とするが、韓国、中国では「抗日の精神的シンボル」と評価される。この歴史認識の深い溝は、現代日本の東アジア認識とも重なり合う。本書は、日・韓・中の研究者が安重根の独立闘争と「東洋平和論」に焦点を当て安重根の行動と思想を考察し、日本の植民地支配と歴史認識を改めて問う。

目次

第1部 安重根の独立闘争をめぐって(安重根のハルピン義挙100周年の省察―安重根研究が進むべき道;安重根の義兵運動;安重根のハルピン義挙と高宗皇帝;安重根裁判の不法性と東洋平和―1905年「韓国保護条約」の効力との関わり;安重根家門の百歳遺芳と忘却地帯)
第2部 安重根と東洋平和論(韓国近代東洋平和論の起源および系譜と安重根;未完の『東洋平和論』―その思想水脈と可能性について;日本の拡張主義と安重根の東洋平和論;安重根の東洋平和論再照明;安重根の裁判―安重根とカントの思想の比較研究)
第3部 安重根と中国・日本(中国人が書いた安重根に関する著作物と彼に抱く三つのイメージ;安重根義挙の中国に対する影響とその評価;日本における安重根研究の現況と課題)

著者等紹介

李泰鎭[イテジン]
ソウル大学名誉教授

勝村誠[カツムラマコト]
1957年、大阪府守口市生まれ。立命館大学政策科学部教員(1999年度~現在)、立命館大学コリア研究センターセンター長(2011年度~現在)。中央大学大学院法学研究科博士課程後期課程満期退学。専門は政治学(日本政治史・東アジア国際政治史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

11
本書は韓国・日本・中国の研究者らによる安重根とその思想や東アジアの歴史等についての研究論文を集め韓国で出版された「永遠に燃え上がる花火」の翻訳版。歴史的事実を客観的に分析し、その背景を含めて検証する研究者の役割は決して小さくはない。中でも戸塚悦郎氏の安重根裁判の不法性を主張した論文は極めて重い内容で、ハルピン事件から100年以上経た現在でも国家による司法統制が続いている事を明確に指摘している。本書が日本評論社から刊行された意味もここにありか。 2016/11/23

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