内容説明
労働相談30年の知恵を伝授。
目次
第1章 いま職場では
第2章 パワーハラスメントとは何か
第3章 パワハラになるとき、ならないとき
第4章 裁判でみるパワーハラスメント
第5章 求められる職場内解決
第6章 解決の技法と実務
第7章 事例で考える解決
第8章 パワハラ解決Q&A
著者等紹介
金子雅臣[カネコマサオミ]
1943年新潟県生まれ。1968年静岡大学卒業。1969年東京都庁入庁。品川、亀戸、王子の労政事務所などを経て退職。現在、労働ジャーナリスト、一般社団法人職場ハラスメント研究所代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jun
1
ためになる。自分へのいましめ。2017/04/07
白義
1
これも企業・上司や相談屋向けの本。パワハラの定義と実態を明らかにした上で、いかに起きたパワハラを解決していくか、解決するための窓口を設置するかに的を絞った良書。コストと時間のかかる裁判より職場内和解が望ましいとした上で、実務者向けの和解、対話のテクニックを解説している。また、企業のパワハラ解決に取り組みたい経営者のためのガイドラインやQ&Aも豊富で使い勝手がいい。パワハラ問題に関しては、上司は一旦自分に内面化した職業倫理を棚にあげて考えなければならないとは言えるだろう。いい職場環境を作るための本2012/07/24
koji
0
パワハラという言葉は世間に認知されてきましたが、まだ本質を理解していない人が多いのが実態です。本書は、パワハラの本質を理解し、職場で和解により解決することを基本とする立場から書かれており、極めて実践的な書です。この1冊で、問題の論点と対策の基本は理解できます。2011/07/01