王妃たちの朝鮮王朝

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  • サイズ A5判/ページ数 408p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535585829
  • NDC分類 221.05
  • Cコード C3022

内容説明

儒教的女性観に従わなければ、魔女狩りの犠牲者になるしかない…生き残るためには、臨機応変に立ち回り、権力をふるうしかない…気鋭の女性史家が描く、朝鮮王朝(李朝)王妃たちの“恨”の物語。

目次

第1部 国政から排除される王妃たち(朝鮮最初の王后は誰か―神徳王后・康氏;国母の座が私にとっていったい何の足しになると言うのか―元敬王后・閔氏 ほか)
第2部 体系化される儒教的女性観(女性として初めて国政を治める―貞熹王后・尹氏;朝鮮初の儒教的女性教養書を編纂する―昭恵王后・韓氏 ほか)
第3部 政争のなかの王妃たち(政治の新しい波=士林の時代を開く―仁順王后・沈氏;私は見せかけだけの観音菩薩―懿仁王后・朴氏 ほか)
第4部 国政を主導する王妃たち(政権維持のために天主教徒を虐殺する―貞純王后・金氏;王妃の家門による政治時代を開く―純元王后・金氏 ほか)

著者等紹介

尹貞蘭[ユンジョンラン]
崇実大学史学科卒業後、同大学院で、「日帝時代の韓国キリスト教女性運動史」で博士号取得。全南大学湖南文化研究所学術研究教授を歴任後、現在は母校で韓国史を講じている。「朝鮮時代の社会と政治における女性の地位」に焦点を当てて研究を重ねている

金容権[キムヨングォン]
1947年生まれ。早稲田大学文学部卒業。主に、韓国朝鮮に関する著述、翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ayumi Urasaki

3
大きな権力の裏側には、涙や哀しみが隠れています。歴史を学ぶと、過ぎたときの上に、生きていることを感じさせられます。2014/08/03

しの

1
韓国ドラマにハマってから歴史を一旦理解したくて読みました。なかなかの量でしたが、おかげで王朝の歴史が繋がりました。2017/09/09

ぽん

1
 韓国の時代劇をよく観るので、知っている王妃も多く、ボリュームがある本にしては楽に読めた。閔妃については昔読んだ角田房子氏の『閔妃暗殺』に書かれた内容とあまりに違うので笑ってしまった。朝鮮と日本、立場が違うと見え方も全然違うのは当たり前か…。2016/08/01

さけフレーク

1
後半からの士林派達の愚にもつかない抗争にはウンザリさせられる。他にもっと建設的な命題は無かったのだろうか?あと、終盤の閔妃持ち上げと日本の扱いにはちょっと苦笑い。2014/09/04

ももんが

1
読むのにかなり時間がかかった。でも、ドラマを見ていたので、話が、よりつながって満足。しかし、新しい王に変わると旧勢力は軒並み殺されたり、地位が危うくなることの繰り返し。本で俯瞰してみると、なんだかなあと思うが、当事者は死ぬか生きるかで必死なのだろう。古今東西、人間はこんなことに明け暮れて人生を終わってしまうのか。権力と財産に執着すると不幸だとしみじみ思うが、やはり人間、欲の塊なのかもしれない。2012/11/01

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