内容説明
行政改革が着々と進められるなかで、公の領域が大きく民側に移行されようとしている。しかし、それは行政からの委託やアウトソーシングという生温いものではない。NPOが自立的に公の担い手になりうるかが問われているのだ。
目次
第1章 NPOとの出会い、期待、そして変化
第2章 二極化するNPOと下請け化問題
第3章 錯綜する下請け化問題
第4章 行革を経験した国はNPOに何を期待したのか
第5章 法制度にみる構造的な要因
第6章 NPOの原点に戻る
第7章 民が担う公―NPOが担う公のために
著者等紹介
田中弥生[タナカヤヨイ]
1982年上智大学文学部心理学科卒業。1996年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。2002年国際公共政策博士(大阪大学)。東京大学大学院工学系研究科助教授(社会基盤工学専攻)を経て、現在、独立行政法人大学評価・学位授与機構助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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HedgeHogs
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・公的資金型、民間資金型 ・下請け、委託 ・民 ・アカウンタビリティ ・寄付、補助金、助成金、事業 ・行政 ・雇用創出、新たな公、行政の手が届かないところ ・自立 ・組織運営ー資金調達ー政府ー税 ・サービスを受ける第一顧客、支援してくれる第二の顧客 ・何が価値(ニーズ)か、成果か ・使命、顧客、価値、成果、計画 ・インターメディアリ2016/05/27
Humbaba
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今まで無料でやっていた作業が、廉価ではあってもお金になる。それは、やる側の人間のモチベーションに大きな違いを与えることとなる。ただし、お金を継続してもらい続けるためには、組織を作って専門でやる人間が必要となってくる。そうやって組織が回ったとしても、そこに最初立ち上げた時の思いが残っているかは定かではない。2014/07/19
ken_ai
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データーが豊富。問題点も整理されていて読みやすい2009/11/27