内容説明
本書は、インターネットが拡大したヴァーチャルな情報空間、サイバースペースの発展の跡をたどりながら、それが現実空間におよぼす影響を考え、サイバースペースと現実空間との実りある交流のあり方を模索したものである。現代はメディアとしてのインターネットを軸に、社会が再構成されている姿ととらえることもでき、その激流の渦中にある、既存マスメディアも含めたメディア変容(メディア・ビッグバン)にも言及している。
目次
1 解き放たれた「個」を取り巻く環境
2 膨張するサイバースペースとインターネット発達史
3 メディアとしてのインターネット
4 サイバースペースとメディア
5 「ニッポン・イントラネット」の試練
著者等紹介
矢野直明[ヤノナオアキ]
1942年生まれ。東京大学文学部社会学科卒。1966年に朝日新聞社入社。盛岡支局を振り出しに佐世保支局、福岡総局、西部本社社会部、同整理部を経て、1979年に出版局『アサヒグラフ』編集部員。1988年、『ASAHIパソコン』を創刊して初代編集長に。『月刊Asahi』編集長のあと、1995年から出版局デジタル出版部長兼『DOORS』編集長。1997年6月から総合研究センター主任研究員。『コンピュータの衝撃』『現代医学の脅威』『巨大科学の挑戦』(以上旺文社文庫)、『パソコンと私』(福武書店)、『マス・メディアの時代はどのように終わるか』(洋泉社、1998年)、『インターネット術語集』(岩波書店、2000年)
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