内容説明
嘉蔵氏の日記の面白いのは中央政局のまにまに地元の細々した世話や身辺雑事を克明に書いている点である。政治家がいかにてんてこまいで暮らしているか、家族を犠牲にしているかがよくわかる。
目次
青天の霹靂、内閣官房副長官の指名あり。よし、天下国民のため受けよう(96年1月5日~96年1月24日)
住専国会大荒れ、初の国政選挙。同床異夢の候補づくり(96年1月25日~96年2月29日)
宿癌の金融不安と住専問題で新進ピケ、国会審議止まる(96年3月1日~96年3月31日)
橋本外交で普天間基地等返還の筋道、日米合意なる(96年4月1日~96年4月30日)
参院国会決議、いつまでもくすぶる(96年5月1日~96年6月19日)
舞台は外交に移るも解散の影。シーリングで論議沸く(96年6月20日~96年7月31日)
中南米訪問中、鳩山・菅の動き急、自民主導の解散風(96年8月1日~96年8月31日)
総選挙は民主で闘うと党決定。乾坤一擲、ルビコンを渡れ(96年9月1日~96年9月17日)
党方針逆戻り、社民で総選挙と。されど我、後戻りせず(96年9月18日~96年10月7日)
自転車の官房副長官は自転車で選挙。民意厳しく惨敗(96年10月8日~96年11月2日)〔ほか〕